ぐるぐる将棋生活

将棋教室や道場に通ったり、プロの先生の将棋を観戦したりイベントに行ったり。いち将棋好きの将棋生活の備忘録です。

将棋教室・22

いつもの教室の金井先生の回でした。
普段は指導対局から始まるのですが、今回は教室に入ると大盤にある局面が並んでいました。
「今回は終盤の解説をしてみようと思うので、(先手と後手)どっちが良いか考えてみてください」とのこと。
矢倉……ではなく角がわり……の終盤?
後手の駒得だけど、攻めているほうが好きだし、守り駒も丸々残っているし先手を持ってみたいなあ、でも攻めきれるのかなあ、という局面。

《今回の内容》

・自戦解説(第74期順位戦 C級1組8回戦 ▲北島―△金井戦)
というわけで今回は最初の30分で金井先生の自戦解説が!
「この局面は先月の順位戦の北島さんと私の対局で」
そこまで聞いて「ああー!」と思いました。北島先生の苛烈な攻めが決まった一局ですね!

この対局の終盤を次の一手形式で解説していただきました。
もちろん私はまったく次の一手当たらなかったというか分からなかったのですが。。。
いやーこれすごかったなあ。北島先生はあの柔らかいお人柄でこのような激しい攻め将棋というギャップが本当にステキです。

この対局、ちょうど教室で教わっている両先生の対局ということで私はリアルタイムでモバイル中継を見ていたんですよね。
大好きな両先生のこの対局、夜中布団の中で携帯握り締めて見ていたはずなのに、意外と憶えていないものなのですね。。。
局面を見て思い出せなかった自分にちょっとショックを受けました。まあこれが級位者というものか。。。

最後に金井先生から「(北島先生が)この最終戦の時期まで昇級の目が残っているというのは本当にすごいことで、
ぜひ注目していただけたらと思います」というコメント。
C級1組の最終戦は3月1日。また布団の中で携帯を握り締めて見ようかと思います。
北島先生も金井先生も良い将棋になるといいなあ。

金井先生の自戦解説分かりやすくて面白かったです!
家に帰ってからもう一度この対局の棋譜を見たのですが、棋譜コメントと照らし合わせながら見てみて
「ここではこんな風に考えていたんだ〜」というのが分かって改めて棋士の先生ってすごいなあと思いました。
それにしても金井先生の快勝譜とかでなく、ご自分の敗戦譜の解説というのがなんとも金井先生らしい……。
今度は快勝譜の自戦解説もあるといいなあ。


指導対局(二枚落ち)
さて続いて指導対局。金井先生とは初めての二枚落ちを!
初の二枚落ちということでぼろぼろ。。。なんかぜんぜん読めなかったなあ。反省点てんこ盛りでした。

二歩突っ切りで定跡通り進んだのですが、桂損して角金交換の後、なんとか成りこもうとしていた飛車を捕獲されてしまう展開。
もはや攻めのとっかかりもすべて尽きて、飛車を打ち下ろされたところで時間がきたので、先生の優しさで引き分けにしていただきました。。。

今回失敗したのは角を攻められたときに「いつか取られてしまいそうだ」と早めにばっさり切って金と交換してしまったところでしょうか。
あとは5五歩止めへの対応かなあ。四枚落ちのときは5五歩止め来たことなかったからびっくりしてしまったー。
攻め駒の銀をがちゃんとぶつけてしまったのですが、冷静に歩を突くべきでした。
ちゃんと変化を読みきれていなくてここで桂馬まで吐き出してしまった。。。

今回はたくさん反省点が出たので、また次回に活かしていければと思います!
二枚落ちの勉強も楽しみだなあ。