ぐるぐる将棋生活

将棋教室や道場に通ったり、プロの先生の将棋を観戦したりイベントに行ったり。いち将棋好きの将棋生活の備忘録です。

多賀城将棋ラボ・1

多賀城将棋ラボ」さんで開催されていた「戦法講座&1日将棋道場」に参加してきました!
多賀城は仙台のお隣の市で、電車で20分程度。
この講座&道場の講師兼席主さんと仙台の大会や地元の大会でお会いしていて、以前からこちらの教室気になっていたんですよね〜。
普段は週1くらいの頻度での教室が開催されていて、今回の講座&道場はときどき単発で開催されているようです。

戦法講座&1日道場は、午前中にひとつの戦型について基礎編・応用編の講座があり、午後は1日将棋道場が開かれる形式。
戦法講座のテーマは角交換四間飛車でした。


◇角交換型四間飛車〜基礎編〜 (1時間)
さて会場に入ると20人くらいの生徒さんがいらっしゃいました。
プリントを受け取って席に着くと、机の上にはひとり一組盤駒が。
「大盤を見ていてもよいですし、並べながら聞いてもいいですよ」とのこと。

おお、これ特に子どもさんにはいいですよね!お話聞いているだけだとちっちゃい子は飽きちゃったりしますし。
あとやっぱり並べながら聞くと大盤を見ているだけよりも頭に入る気がします。

講座は角交換四間飛車の基本の駒組みから、(1)逆棒銀、(2)飛車交換型、(3)筋違い角型 の戦型の解説でした。
どれも基本の駒組みからの途中の変化を交えながら少しずつ説明してくださいました。
そう!こういう最序盤の途中の変化って棋書だと意外と載っていませんよね!
上級者の方なら無理な仕掛けとか当たり前のように分かると思うのですが、低級者には「ここで○○と仕掛けたらどうなるんだろう」というのが分からないので、丁寧な解説がとても分かりやすかったです。


◇角交換型四間飛車〜応用編〜 (1時間)
応用編ではプロの先生の実戦譜を使いながら(1)6筋攻め型、(2)穴熊型、(3)銀冠対策、(4)相振り飛車対策
の戦型の解説。
こちらも並べながらの講座。
そっかー棋譜並べってやったことなかったけど、こんな感じ指したい戦型の実戦譜を見ていくのはとても勉強になりそうですね。

講座ですがとても分かりやすかったです!私のような級位者でも一度聞いてすーっと入ってくる感じでした。
あと先生の声がとってもステキです笑

角の打ち込みが怖く、角交換する将棋って今までほとんど指していなかったので、角交換振り飛車って初めて触れたのですが、ノーマル振り飛車とはぜんぜん感覚が違いますね。
でもおもしろかったー!せっかくだからどこかで指してみたいなあ。
基礎編の方は棋譜を取ってきたのでもう一回並べてみよう〜。


◇1日道場 (4時間くらい)
午後は1日道場が開催されました。道場から参加の方も結構いらっしゃったようです。
途中2回のミニトーナメント(1回目は棋力別、2回目は駒落ちありの全体トーナメント)が開催されます。
これに参加してもよいし、参加しなくても参加しない方同士で手合いがついたり、先生が前の方で指導対局されていたりします。

持ち時間15分、切れたら30秒でセットされた対局時計を使っての対局。
次から次へと対局していたらあっという間に予定の16時を過ぎていました。
私はいつの間にやら棋力別トーナメントで優勝していたらしく、賞品のタオルをいただきました!わーい嬉しい。
5局指して、相振り飛車が多かったかな。最近勉強している三間飛車をたくさん指せておなかいっぱいでした。


というわけで丸一日将棋を楽しんできました!
ちなみに料金は講座・道場各100円。市の会議室スペースを借りているのでその暖房代とのこと。
100円……ひゃくえんですって……!?
市の施設を使っているので場所代が安いというのは分かるのですが、それにしても安すぎる!

講座のプリント準備や盤駒・対局時計の準備などなどもあるでしょうし、あとお菓子と飲み物も用意されていたし。
そして何よりもあの充実の講座とたくさん指せる道場で各100円はすごい。
少なくとも大人からはもっと集めてもいいような!
席主さんの将棋普及への情熱がほんとに素敵だなあと思いました。

席主さん本当にありがとうございました。またぜひ参加させて頂きたいと思います。