ぐるぐる将棋生活

将棋教室や道場に通ったり、プロの先生の将棋を観戦したりイベントに行ったり。いち将棋好きの将棋生活の備忘録です。

第7回 女川町議会議長杯 震災復興新春将棋大会

日曜日のことになりますが、地元の町の将棋大会に参加してきました。
こちらは毎年夏とお正月に開催される大会で、私は前回に引き続き2回目の出場です。
(前回大会はこちら)

私にとってはこの大会で楽しく思いっきり指すために日々将棋を勉強している、と言っても過言ではない大会でして、前日からワクワクでした。
前回は前日入りしたのですが、今回は朝6時半の電車で出発というスケジュール。
電車の中で爆睡して地元を目指します。


石巻駅で乗り換え。ディーゼルカー


女川駅前もちょっとずつ建物が増えてきました(8月の大会のとき→今回の大会)

8時半ころに女川駅に到着し、9時からの大会にちょっと時間があったので、眠い目をこすりつつ駅前に新しくできたプロムナードを眺めてきました。


あたらしいスタートが世界一生まれる町へ




これから開店するお店もありました


海側から見た商店街&駅

今回も観光パート記事を書きたかったのですが(前回の観光パートはこちら)、今回は日帰りで用事もあったため新しいお店の観光などはできず残念。
また夏の大会のときは新しいお店など訪れてみたいと思います。
海の幸が食べられるお店がたくさんできているはずなんですよねー。

それにしても本当に全体的に町が嵩上げされたんだなあ。
会場までは徒歩で行ったのですが、歩道もできていたりして、ちょっとずつちょっとずつ前に進んでいます。


さて、大会本編ですが、今回もたくさんの方が出場されていました!
前回よりは少なめでしたが段位者の部・級位者の部あわせて40名ほど参加していました。
私は今回も級位者の部で出場。前回は5局指して1勝4敗だったので、今回は2勝したいな〜と思っていたのですが、結果はなんと

○●●○○

で、3勝2敗で勝ち越すことができました!
町の皆さんに腕が上がったと言ってもらえて嬉しかったです。

以下敗局振り返り。

□第2局 ▲居飛車急戦ナナメ棒銀―△(私)四間飛車
1局目思いがけず勝ってしまったので、2局目は強そうな小学生との対戦。
途中までばりばりの定跡形で進んだのですが、出てきた銀での攻撃がが受からなくなる形に。
そういえばこれ美濃囲いの左側の金で受けるんだったね……。すっかり忘れていました。
どうしても美濃囲いの金は美濃囲い(or高美濃囲い)のまま固定したくなってしまう。
左金をもっと柔軟に使えるようにしよう〜。

□第3局 ▲居飛車急戦棒銀―△(私)四間飛車
こちらも居飛車四間飛車の対抗形。
角交換の後、途中角の打ち所を間違えてしまい、角金交換したあと2枚の角で飛車を追われる展開に。
なんとか飛車と角を交換できたものの、相手の方の受けが強くて最後は秒読みで頓死しました。。。
うおおなんという悔しい負け方。。。
もったいないけど馬を切り飛ばしていくべきだったのかなー。


前回は5局中3局が中飛車で、この町は中飛車流行ってるんだなあ、と対策として中飛車三間飛車の相振り飛車を勉強していったのですが、今回はなんとすべて対抗形でした。
当たり前ですけど結構かたよるものですね〜。
1日みっちり対抗形の将棋を指して勉強になりました!

今回も町の皆さんとても優しく、あれこれお話ししながら指させてもらいました。
次回はどんな戦型が流行るのでしょうか。楽しみです。


《思ったことあれこれ》
今後のために、なぜ夏に比べて勝てるようになったか考えてみた結果がこちら。

1.受けが(多少)強くなった
今回は対局した皆さんばりばりの攻め将棋で、居飛車四間飛車の対抗形ということもあり、序盤はこちらが全力で受ける展開に。
夏の大会ではそのまま攻めつぶされてしまう将棋ばかりだったのですが、今回は相手の方の攻めが切れて反撃というのが勝つときのパターンでした。

2.対局時計に(多少)慣れた
夏の大会のときは対局時計を使うのすら初めてだったにも関わらず、40分過ぎたところで突然にゅにゅっと時計が出てきて30秒を読まれてパニックに笑。
今回は昼休みに会社で30秒将棋を指したり、対局時計を使った練習などもさせていただいたりしたので、時計への恐怖心は若干下がっていたような(それでも怖いものは怖いんですけれど)。
5局中3局が秒読みだったのですが、夏よりは落ち着いて指すことができました。

3.定跡が(多少)頭に入った
今回はすべて居飛車急戦と四間飛車の対抗形でした。
棒銀×3、斜め棒銀×1、引き角×1 で、これらはすべて藤井先生の「四間飛車を指しこなす本・1」に載っていたので「この歩は取っていい/取ってダメ」の判断や大技がかかる手順を避けることができたかと思います。
あと1回くらい読めばもうちょっと急戦への精度が上がりそうです!

1と2に関しては三局目のとき秒読みで頓死したり、3に関しては二局目のとき定跡を忘れて受け切れなかったりで説得力半減ですが、それでもこの3つは夏に比べると自分で実感できるくらいには変わったところかと思います。
あとはそもそも将棋自体を指し慣れたということでしょうか。当たり前ですが対局数が増えるということはそれだけ経験値が上がっていると思われます。


そんなこんなで今回も楽しかった〜!
次回はまた夏に開催されるので、そのときまで腕を磨いていけたらと思います。
今度は食べるぞ海の幸。