ぐるぐる将棋生活

将棋教室や道場に通ったり、プロの先生の将棋を観戦したりイベントに行ったり。いち将棋好きの将棋生活の備忘録です。

将棋はじめてシリーズ3・はじめての中継観戦

ひとりの社会人が将棋好きになり、道場にまで通うようになる過程についてまとめた「将棋はじめてシリーズ」です。

1・はじめての将棋ウォーズ
2・はじめての職場対局

の続きです。

3回目は「はじめての中継観戦」について。


3.初めての中継観戦

去年の夏ごろ、職場の先輩と昼休みに対局するようになり、先輩から「このまんがが面白い」と羽海野チカ先生の「3月のライオン」をオススメいただきました。
ハチクロの作者さんか〜と、読んでいくうちに独特の世界観に引き込まれていきます。
作中の棋士・島田八段に惚れ、実際の棋士の先生の世界にも興味を持つように。

とりあえず日本将棋連盟のホームページにアクセスすると、タイムリーなことにどうやら明日は王位戦というタイトル戦の第3局があるらしい。
王位は羽生先生。羽生さんって今でもこんなに強いんだー、というところに当時はびっくり(今思うとなんという……)。
私の羽生先生のイメージは若き七冠王のところで時が止まっていて、このときの挑戦者の木村先生のことはお名前すら知りませんでした。。。

どうやらこの王位戦棋譜の中継があるらしい。
というわけでさっそく棋譜中継とブログを見てみることに。
ほほーこうやって指し手にコメントが載るんだ……へーやっぱり着物でやるんだかっこいい……おおこれが漫画にもあった封じ手……へーなるほど……棋士が集まって検討するんだ……食べているごはんまで紹介されている……。
と、タイトル戦の独特の世界にどんどん引き込まれてその日はずっと中継ブログを見ていました。
対局者の様子が分かる静止画とかもあるのね!と感動したおぼえが。
(後から他のタイトル戦はニコ生で動画が見られて、解説もあるということを知ってさらにビックリした記憶)

2日目の展開も気になって気になって、職場で休憩時間にちらりちらりと棋譜中継をチェック。
まったく棋力不足の私でしたが、棋譜の下に書いてあるコメントを見てなんとなく戦況にドキドキ。

この対局、結果はなんと持将棋となり、どうやらこれは引き分けでとてもめずらしいことらしい。
まるまる2日間将棋をやって、それでも勝負がつかないんだ……。そして終局後の両対局者の写真……。
なんだか分からないけれど、とんでもないものをリアルタイムで見てしまった気がする……!と
自分の中で血が沸騰するような感覚を味わいました。

その後わけが分からないながらもNHK杯を見たり、過去の電王戦動画やタイトル戦を漁り始めて魅力たっぷりの棋士の世界にはまってゆくのでした。。。
たしかこの後すぐに将棋連盟モバイルをインストールしたような。
というわけで王位戦をきっかけに見る将棋の世界にも足を踏み入れたのでした。

次回「はじめての将棋イベント」に続きます。