秋の東竜門イベント2015・後編
竹橋・マイナビルームで行われた秋の東竜門イベント。
前回の続きです。
<第二部・若手棋士とハロウィン>
小一時間ほどの休憩の後、第二部が始まりました!
二部構成の後編は「見て楽しむ」コーナー。一部よりもお客さんも増えて会場は座席いっぱい。
会場では第二部ゲストの佐藤天彦八段がいらっしゃっていてサイン会が行われていました。
佐藤天彦八段のサイン会には長い列ができていました!
第二部も引き続き司会は藤森四段と藤田女流初段。
藤森四段が持っているのは「テツノート」。名前を書かれると40秒後に何かが起きるそうです笑
●ハロウィンペアマッチ
「見て楽しむ」第二部はハロウィンペアマッチから!
こちらの企画は八代五段、三枚堂四段、高野四段、近藤四段がそれぞれ仮装をして2対2で交互に指していく対局。
会場のお客さんは背格好と指し手を頼りにどの仮装が誰かを当てるという問題付きです笑。
三枚堂四段がピーターパンというのは既に解答に出ていたのですが、他の3人が全く分かりません。。。
ぶれぶれでかつ分かりづらいですが、対局者はこのように仮装でペア将棋を指します
振り駒の結果
先手▲ダースベーダー、ジャックスパロウ
後手△ピーターパン、おばけ
となって対局開始!
読み上げと記録係は急遽別イベントから駆けつけてくださった
和田あき女流初段、塚田恵梨花女流1級。かぶりものがかわいいです
解説は佐々木五段と気合いの入ったピエロ仮装の門倉四段
戦型は横歩取りとなりました。
交互に指すペア将棋ってやったことないですけれど難しそうですよね〜。
自分の指したい手を相手が指してくれるかどうかは分からないので息を合わせるのが重要そうです。
さて、途中一度中断して、会場の皆さんから仮装の中の棋士当てクイズの解答用紙をを回収しつつ
先手チームと後手チームの今の局面の心境を色紙にしたためてもらうというコーナー。
「銀打たれたら(ダース・ベイダー)」「どうしよう……(ジャック・スパロウ)」
と自信なさげな後手チーム
「必ず正義は勝つ!!(ピーターパン)」「76銀で自信あり!!(おばけ)」
と勢いのある先手チーム
この時点ではどちらも見解が一致していて先手よしだったでしょうか。
そして後半戦が始まります。
解説は佐々木五段と永瀬六段にバトンタッチ
この永瀬六段と佐々木勇気五段の解説がおもしろかったです。
電王戦で知ったのですが、おふたりは昔からずっと一緒に将棋を指していたということで仲がよいんですよね。
時間が押していると言うことで、途中10秒将棋になったのですが
「10秒でも長い、1秒で3手くらい指せたよね、昔なら指せたよね(佐々木五段)」
「20秒にしましょう、(解説できなくて)私たちかわいそう(佐々木五段)」
などなどの名言が笑。
おふたりの解説に爆笑していたので局面がちゃんと見られていなかったのですが、結果はなんと後手チームの逆転勝ち!
対局が終わって局後の感想&仮装の答え合わせ。
ダースベーダーの八代五段は暑くていろいろ(局面も)苦しかったとのこと。
近藤四段のおばけのかぶりものも暑そうだったなあ。
勝利を収めた八代五段(ダースベーダー)&高野新四段(ジャックスパロウ)チーム
敗れてしまった三枚堂四段(ピーターパン)&近藤新四段(おばけ)チーム
仮装の中の棋士当てクイズは正解20名だったそうです。結構当たっている!
正解者の中から抽選で先に出てきた心境色紙がプレゼントされました。
ハロウィンらしい席上対局でした〜。
ここでまたしばしの休憩です。
この休憩時間に物販コーナーをのぞいてみると、長岡先生がお店番をされていました。
以前から気になっていたことがあって、「棋書って先生方が書きたいときに書くんですか?」
と多数の著書を書かれている長岡先生に聞いてみたところ、どちらかというと依頼があって書くことが多いのだということ。
そうなんですね!てっきり研究者の論文みたいに、何か結果が出て世間に発表したいときとかまとめたいときに出すのだと思っていました。
いろいろお話しさせて頂き、級位者も読めるという長岡先生の著書を一冊購入。
「信念」の揮毫付きでした。直接著者の方から手渡していただけるとは嬉しい……!わーい勉強しよう。
物販では棋士の先生方がお店番。棋力や指したい戦法を伝えると棋書をオススメしてくださったり
こちらもお店番の佐藤天彦先生。今日の衣装はすべて私服だそうです。私服……!?
●特選対局
休憩後、続きましては特選対局。
対局者はなんと佐藤天彦八段と永瀬六段!王座戦の挑戦や竜王戦の挑戦者決定戦で記憶に新しい旬の二人の対局ということで、対局者のお名前が発表されると会場がざわめきました!
持ち時間は5分+切れたら30秒。
チェスクロックを自分で押すという、なかなか普段は見られない光景です。
対局者の佐藤天彦八段と永瀬六段
読み上げのピーターパン三枚堂先生
ピーターパン三枚堂先生の振り駒により先手は永瀬六段に。こ、これは天彦八段の後手横歩が見られる!?
解説は今日の出演者の先生方が勢揃い!2人組で交代していきます。
進行役のおふたりに呼ばれてどんどん解説が入れ替わります
◇太地六段&高野四段
戦型は会場の期待通り横歩取りに!
▲7六歩△3四歩▲2六歩△8四歩のオープニングに沸く会場。
太地先生「天彦さんの後手横歩といえば」高野先生「ドル箱戦法」
高野先生からの横歩を指すコツは「倒すときに倒す、とにかく踏み込む」だそうです。
高野新四段と中村太地六段
◇戸辺六段&長岡五段
東竜門をひっぱるお二人の安定感抜群の解説!
戦局は横歩からの後手美濃囲いで振り飛車(中飛車)模様に。
最近この形がはやっているらしいですね〜。
ここでどちらを持ちたいかという話になり
戸辺先生(振り飛車党)「後手を持ちたい。どこまでいっても中飛車ですねーいい形ですねー」
長岡先生「とりあえず攻めたい」
戸辺先生の戸辺攻めは知っていたのですが、長岡先生も攻め将棋なんですね!
なんと戸辺−長岡戦はだいたい攻め合いになり70手くらいで終わるのだとか。
長岡五段と戸辺六段
◇八代五段&塚田女流1級
先手の永瀬六段の端攻めが始まります。
ここで解説をしていた八代五段の仮装のマントで大盤が見えづらくなり、高野四段がそっとマントを取りに来る場面も笑
塚田女流1級と八代五段
◇勇気五段&和田女流初段
このお二人にバトンタッチしたときはもう最終盤!
佐々木先生は「永瀬さんは(天彦先生に)教わろうと思って指してないですよ」とよく知っている仲ならではの解説。
佐々木勇気五段と和田あき女流初段
最後は永瀬先生の端攻めが決まって天彦先生が投了。
読み上げをしていたピーターパン三枚堂先生も終局までの解説をしてくださいました笑
局後の天彦先生と永瀬先生
いやはや生で天彦先生の後手横歩が見られるとは!
負けてしまわれましたが「これをやってみたかった」ということを感想戦でおっしゃっていたので研究中の課題の局面とかなのかな〜。
これからも何局もこのお二人の対局が見られるんだろうなあ。楽しみです。
●トークショー
プログラムの最後は天彦八段、永瀬六段、太地六段、中村女流三段によるトークショー!
会場から出た質問に先生方が答えてくださるコーナーでした。
以下Q&Aを箇条書きで。敬称略で失礼します〜。
◇千駄ヶ谷のオススメごはんはなんですか?
永瀬:うなぎが好き。昨日の対局ではなぜか出前できなかった。(でも勝ったそうです)
太地:アンフォラ(イタリアン)。カレーやパスタがオススメ。
真梨花:グッドモーニングカフェ。オムライスがおいしい。
天彦:(グッドモーニングカフェに)移転してから行ってない。今度行ってみる。
◇今日の出演者の中で休みを過ごすなら誰とどこに行きたいですか?
真梨花:佐藤先生に服やさんに連れて行ってもらう。
天彦:永瀬くんは……(お休みでも)将棋指しちゃうかな。太地くん。
太地:天彦さんと言おうと思っていた。理由は最近同姓同名の中村太地(だいち)さんというバイオリン奏者の方と交流があってクラシックに触れる機会があるので勉強したい。
天彦:楽しそう!
永瀬:棋士は祝日平日の境がないので……えー……
藤田:それではなしということで笑
◇最近一番嬉しかったことは何ですか?
永瀬:嬉しかったこと……鈴木大介さんの弟子の梶浦くんが四段になった。
太地:三浦先生の結婚ですね。(独身者に)夢を与える。
天彦:タイトル挑戦。環境がすごく良かった。いいホテル、いい旅館、対局中になにを言っても聞いてくれる笑。普段以上に対局を見てもらえる。
真梨花:今日のイベントに女の人がいっぱい来てくれたこと。以前はこんなことなかった。(確かに会場の3〜4割くらいが女性でした!)
◇今日いる棋士で生まれ変わりたい人は誰ですか?
真梨花:綾ちゃん。
藤田:いいですよそういうの笑
真梨花:(綾ちゃんは)不機嫌なのを見たことがない、回りを幸せにしてくれる。
藤田:良い後輩です笑
天彦:太地くん。自分に満足してないことはないけどかっこいい。男性ファン多いですよね。(会場この日一番の爆笑)
太地:天彦さんみたいになりたいと言おうと思っていたけれど被るので佐々木勇気くん。明るく天真爛漫、誰にも愛される。
永瀬:勇気。彼のようにストレスなく生きていければ。
◇今後の目標
真梨花:将棋ではひとつでも上、四段をめざす。普及は女性、子供への普及をがんばる。
天彦:タイトル挑戦。結果を残す。
太地:天彦さんのタイトル挑戦は刺激になった。また出たい。今日のようなイベントも工夫して面白いものをつくりたい。
永瀬:竜王戦挑戦者決定戦では力不足を強く実感した。少しでも力をつけたい。
こんな感じで和気藹々としたトークショーでした!
●抽選会
トークショーも終わって最後は抽選会!
会場のみなさんに当選のチャンスがあるやつだったのでしょうか。
ジャックスパロウさんが抽選箱からくじを引いていました。
まずは若手棋士の先生方の棋書と写真から。
阿部五段の棋書と写真
高見五段の棋書と写真
そして次になんと太地先生、戸辺先生、長岡先生、永瀬先生の結んでいたハロウィン柄ネクタイ(あらかじめ裏にサインが入っている)をその場で解いてプレゼントしてくれるという!
な、なんだ……いいのでしょうかこれ(動揺)。なんか妙な背徳感が笑。
後ろめの席だったのと衝撃で写真を撮れずでしたが、先生方のネクタイ解き姿をしっかり目に焼き付けました。男性のネクタイ解き姿はなぜこんなにぐっとくるのか。
これ誰が考えた企画なんだろう……。
最後は特別賞で藤井九段と深浦九段のコラボ色紙!
抽選会も大盛り上がりでした〜。
特別賞は藤井九段と深浦九段の「南瓜(カボチャ)」ハロウィンコラボ色紙!
楽しい時間もあっという間に過ぎ、最後は出演棋士の皆さんが集合。
告知がいくつかありました。
告知1:女流棋士の知と美
告知2:クリスマスフェスタ
最後は天彦先生からのごあいさつで閉会
というわけで半日本当にもりだくさんのイベントでした!
前回も思いましたが棋士の先生方本当にお客さんを楽しませようと色々お心遣いしてくださるのが随所に見られて参加者としてはとてもありがたかったです。
どんどん応援したい棋士の先生が増えていきます。また東竜門のイベントがあったら行きたいな〜。
※もしも今回掲載した写真で何か問題等ございましたらお知らせいただければと思います。
前回の続きです。
<第二部・若手棋士とハロウィン>
小一時間ほどの休憩の後、第二部が始まりました!
二部構成の後編は「見て楽しむ」コーナー。一部よりもお客さんも増えて会場は座席いっぱい。
会場では第二部ゲストの佐藤天彦八段がいらっしゃっていてサイン会が行われていました。
佐藤天彦八段のサイン会には長い列ができていました!
第二部も引き続き司会は藤森四段と藤田女流初段。
藤森四段が持っているのは「テツノート」。名前を書かれると40秒後に何かが起きるそうです笑
●ハロウィンペアマッチ
「見て楽しむ」第二部はハロウィンペアマッチから!
こちらの企画は八代五段、三枚堂四段、高野四段、近藤四段がそれぞれ仮装をして2対2で交互に指していく対局。
会場のお客さんは背格好と指し手を頼りにどの仮装が誰かを当てるという問題付きです笑。
三枚堂四段がピーターパンというのは既に解答に出ていたのですが、他の3人が全く分かりません。。。
ぶれぶれでかつ分かりづらいですが、対局者はこのように仮装でペア将棋を指します
振り駒の結果
先手▲ダースベーダー、ジャックスパロウ
後手△ピーターパン、おばけ
となって対局開始!
読み上げと記録係は急遽別イベントから駆けつけてくださった
和田あき女流初段、塚田恵梨花女流1級。かぶりものがかわいいです
解説は佐々木五段と気合いの入ったピエロ仮装の門倉四段
戦型は横歩取りとなりました。
交互に指すペア将棋ってやったことないですけれど難しそうですよね〜。
自分の指したい手を相手が指してくれるかどうかは分からないので息を合わせるのが重要そうです。
さて、途中一度中断して、会場の皆さんから仮装の中の棋士当てクイズの解答用紙をを回収しつつ
先手チームと後手チームの今の局面の心境を色紙にしたためてもらうというコーナー。
「銀打たれたら(ダース・ベイダー)」「どうしよう……(ジャック・スパロウ)」
と自信なさげな後手チーム
「必ず正義は勝つ!!(ピーターパン)」「76銀で自信あり!!(おばけ)」
と勢いのある先手チーム
この時点ではどちらも見解が一致していて先手よしだったでしょうか。
そして後半戦が始まります。
解説は佐々木五段と永瀬六段にバトンタッチ
この永瀬六段と佐々木勇気五段の解説がおもしろかったです。
電王戦で知ったのですが、おふたりは昔からずっと一緒に将棋を指していたということで仲がよいんですよね。
時間が押していると言うことで、途中10秒将棋になったのですが
「10秒でも長い、1秒で3手くらい指せたよね、昔なら指せたよね(佐々木五段)」
「20秒にしましょう、(解説できなくて)私たちかわいそう(佐々木五段)」
などなどの名言が笑。
おふたりの解説に爆笑していたので局面がちゃんと見られていなかったのですが、結果はなんと後手チームの逆転勝ち!
対局が終わって局後の感想&仮装の答え合わせ。
ダースベーダーの八代五段は暑くていろいろ(局面も)苦しかったとのこと。
近藤四段のおばけのかぶりものも暑そうだったなあ。
勝利を収めた八代五段(ダースベーダー)&高野新四段(ジャックスパロウ)チーム
敗れてしまった三枚堂四段(ピーターパン)&近藤新四段(おばけ)チーム
仮装の中の棋士当てクイズは正解20名だったそうです。結構当たっている!
正解者の中から抽選で先に出てきた心境色紙がプレゼントされました。
ハロウィンらしい席上対局でした〜。
ここでまたしばしの休憩です。
この休憩時間に物販コーナーをのぞいてみると、長岡先生がお店番をされていました。
以前から気になっていたことがあって、「棋書って先生方が書きたいときに書くんですか?」
と多数の著書を書かれている長岡先生に聞いてみたところ、どちらかというと依頼があって書くことが多いのだということ。
そうなんですね!てっきり研究者の論文みたいに、何か結果が出て世間に発表したいときとかまとめたいときに出すのだと思っていました。
いろいろお話しさせて頂き、級位者も読めるという長岡先生の著書を一冊購入。
「信念」の揮毫付きでした。直接著者の方から手渡していただけるとは嬉しい……!わーい勉強しよう。
物販では棋士の先生方がお店番。棋力や指したい戦法を伝えると棋書をオススメしてくださったり
こちらもお店番の佐藤天彦先生。今日の衣装はすべて私服だそうです。私服……!?
●特選対局
休憩後、続きましては特選対局。
対局者はなんと佐藤天彦八段と永瀬六段!王座戦の挑戦や竜王戦の挑戦者決定戦で記憶に新しい旬の二人の対局ということで、対局者のお名前が発表されると会場がざわめきました!
持ち時間は5分+切れたら30秒。
チェスクロックを自分で押すという、なかなか普段は見られない光景です。
対局者の佐藤天彦八段と永瀬六段
読み上げのピーターパン三枚堂先生
ピーターパン三枚堂先生の振り駒により先手は永瀬六段に。こ、これは天彦八段の後手横歩が見られる!?
解説は今日の出演者の先生方が勢揃い!2人組で交代していきます。
進行役のおふたりに呼ばれてどんどん解説が入れ替わります
◇太地六段&高野四段
戦型は会場の期待通り横歩取りに!
▲7六歩△3四歩▲2六歩△8四歩のオープニングに沸く会場。
太地先生「天彦さんの後手横歩といえば」高野先生「ドル箱戦法」
高野先生からの横歩を指すコツは「倒すときに倒す、とにかく踏み込む」だそうです。
高野新四段と中村太地六段
◇戸辺六段&長岡五段
東竜門をひっぱるお二人の安定感抜群の解説!
戦局は横歩からの後手美濃囲いで振り飛車(中飛車)模様に。
最近この形がはやっているらしいですね〜。
ここでどちらを持ちたいかという話になり
戸辺先生(振り飛車党)「後手を持ちたい。どこまでいっても中飛車ですねーいい形ですねー」
長岡先生「とりあえず攻めたい」
戸辺先生の戸辺攻めは知っていたのですが、長岡先生も攻め将棋なんですね!
なんと戸辺−長岡戦はだいたい攻め合いになり70手くらいで終わるのだとか。
長岡五段と戸辺六段
◇八代五段&塚田女流1級
先手の永瀬六段の端攻めが始まります。
ここで解説をしていた八代五段の仮装のマントで大盤が見えづらくなり、高野四段がそっとマントを取りに来る場面も笑
塚田女流1級と八代五段
◇勇気五段&和田女流初段
このお二人にバトンタッチしたときはもう最終盤!
佐々木先生は「永瀬さんは(天彦先生に)教わろうと思って指してないですよ」とよく知っている仲ならではの解説。
佐々木勇気五段と和田あき女流初段
最後は永瀬先生の端攻めが決まって天彦先生が投了。
読み上げをしていたピーターパン三枚堂先生も終局までの解説をしてくださいました笑
局後の天彦先生と永瀬先生
いやはや生で天彦先生の後手横歩が見られるとは!
負けてしまわれましたが「これをやってみたかった」ということを感想戦でおっしゃっていたので研究中の課題の局面とかなのかな〜。
これからも何局もこのお二人の対局が見られるんだろうなあ。楽しみです。
●トークショー
プログラムの最後は天彦八段、永瀬六段、太地六段、中村女流三段によるトークショー!
会場から出た質問に先生方が答えてくださるコーナーでした。
以下Q&Aを箇条書きで。敬称略で失礼します〜。
◇千駄ヶ谷のオススメごはんはなんですか?
永瀬:うなぎが好き。昨日の対局ではなぜか出前できなかった。(でも勝ったそうです)
太地:アンフォラ(イタリアン)。カレーやパスタがオススメ。
真梨花:グッドモーニングカフェ。オムライスがおいしい。
天彦:(グッドモーニングカフェに)移転してから行ってない。今度行ってみる。
◇今日の出演者の中で休みを過ごすなら誰とどこに行きたいですか?
真梨花:佐藤先生に服やさんに連れて行ってもらう。
天彦:永瀬くんは……(お休みでも)将棋指しちゃうかな。太地くん。
太地:天彦さんと言おうと思っていた。理由は最近同姓同名の中村太地(だいち)さんというバイオリン奏者の方と交流があってクラシックに触れる機会があるので勉強したい。
天彦:楽しそう!
永瀬:棋士は祝日平日の境がないので……えー……
藤田:それではなしということで笑
◇最近一番嬉しかったことは何ですか?
永瀬:嬉しかったこと……鈴木大介さんの弟子の梶浦くんが四段になった。
太地:三浦先生の結婚ですね。(独身者に)夢を与える。
天彦:タイトル挑戦。環境がすごく良かった。いいホテル、いい旅館、対局中になにを言っても聞いてくれる笑。普段以上に対局を見てもらえる。
真梨花:今日のイベントに女の人がいっぱい来てくれたこと。以前はこんなことなかった。(確かに会場の3〜4割くらいが女性でした!)
◇今日いる棋士で生まれ変わりたい人は誰ですか?
真梨花:綾ちゃん。
藤田:いいですよそういうの笑
真梨花:(綾ちゃんは)不機嫌なのを見たことがない、回りを幸せにしてくれる。
藤田:良い後輩です笑
天彦:太地くん。自分に満足してないことはないけどかっこいい。男性ファン多いですよね。(会場この日一番の爆笑)
太地:天彦さんみたいになりたいと言おうと思っていたけれど被るので佐々木勇気くん。明るく天真爛漫、誰にも愛される。
永瀬:勇気。彼のようにストレスなく生きていければ。
◇今後の目標
真梨花:将棋ではひとつでも上、四段をめざす。普及は女性、子供への普及をがんばる。
天彦:タイトル挑戦。結果を残す。
太地:天彦さんのタイトル挑戦は刺激になった。また出たい。今日のようなイベントも工夫して面白いものをつくりたい。
永瀬:竜王戦挑戦者決定戦では力不足を強く実感した。少しでも力をつけたい。
こんな感じで和気藹々としたトークショーでした!
●抽選会
トークショーも終わって最後は抽選会!
会場のみなさんに当選のチャンスがあるやつだったのでしょうか。
ジャックスパロウさんが抽選箱からくじを引いていました。
まずは若手棋士の先生方の棋書と写真から。
阿部五段の棋書と写真
高見五段の棋書と写真
そして次になんと太地先生、戸辺先生、長岡先生、永瀬先生の結んでいたハロウィン柄ネクタイ(あらかじめ裏にサインが入っている)をその場で解いてプレゼントしてくれるという!
な、なんだ……いいのでしょうかこれ(動揺)。なんか妙な背徳感が笑。
後ろめの席だったのと衝撃で写真を撮れずでしたが、先生方のネクタイ解き姿をしっかり目に焼き付けました。男性のネクタイ解き姿はなぜこんなにぐっとくるのか。
これ誰が考えた企画なんだろう……。
最後は特別賞で藤井九段と深浦九段のコラボ色紙!
抽選会も大盛り上がりでした〜。
特別賞は藤井九段と深浦九段の「南瓜(カボチャ)」ハロウィンコラボ色紙!
楽しい時間もあっという間に過ぎ、最後は出演棋士の皆さんが集合。
告知がいくつかありました。
告知1:女流棋士の知と美
告知2:クリスマスフェスタ
最後は天彦先生からのごあいさつで閉会
というわけで半日本当にもりだくさんのイベントでした!
前回も思いましたが棋士の先生方本当にお客さんを楽しませようと色々お心遣いしてくださるのが随所に見られて参加者としてはとてもありがたかったです。
どんどん応援したい棋士の先生が増えていきます。また東竜門のイベントがあったら行きたいな〜。
※もしも今回掲載した写真で何か問題等ございましたらお知らせいただければと思います。