ぐるぐる将棋生活

将棋教室や道場に通ったり、プロの先生の将棋を観戦したりイベントに行ったり。いち将棋好きの将棋生活の備忘録です。

第3回 ほのぼの交流将棋大会

連休中の22日、LPSA主催の「ほのぼの交流将棋大会」に参加してきました。
こちらの大会は、LPSA将棋フェス2015「第7回ペア将棋選手権」という
LPSA所属の女流棋士の先生とアマチュア強豪の男性の選手がペアを組んで交代で指す
ペア将棋のトーナメント戦の横で開催されているものです。

それから「第3回ほのぼの交流将棋大会」のほかに「第2回LPSAダブルス将棋大会」も開催されていました。
むしろこっちのダブルス将棋の方が参加者が多くて盛況でしたでしょうか。
私は今回個人戦のほのぼの大会に出てきましたが、もっと腕が上がったらダブルス将棋も出てみたいな〜。

さて今回の大会は5級以下の大会で(結構珍しい気がします)、さらにクラスが↓のように分かれていました。

・初級者クラス/5級以下(男女) 
・はじめてクラス/10級以下(女性のみ)

というわけ今回は初級者クラス(5級以下)の方に出場してきました。
ルールはホームページから抜粋してこんな↓かんじ。

◇要項:時間内(10:30〜12:30)にどんどん参加者同士で対戦します。
−総獲得ポイント(勝ち3ポイント、負け1ポイント)により賞品がもらえます。
−基本チェスクロックは使いませんが、双方使用希望の場合は使うことも可能です。
 その場合の持ち時間は10分30秒とします。
チェスクロックを使用しない対局も、長引いた場合は秒読みが入る場合があります。


なるほどこれはおもしろいルール。
道場のようにどんどん手合いがついていく形式ですね。

普段は道場とかで子供が相手だと「大人はゆっくり考えるものなんだよ!」という感じで世の中の厳しさを知らしめるため(?)、
自分はあせらず指すのですが、このルールだとたくさん指せた人が有利なので、
相手が早指しなら自分も早指し、じっくり指すなら自分もじっくりという感じに、相手の指したいペースに合わせてみることにしました。
早く指せる子はたくさん対局したいでしょうしね。

2時間で(実際には開会式もあったので正味1時間半くらい?)そんなに対局できるものかな〜とも思いましたが、
意外にも5局も指すことができました。子供3局大人2局。やっぱり子供は指すのが早いです。
結果は○●●○○で3勝2敗(11ポイント)。

今日の大会では目標がありまして「先手を持って相振り飛車になったら恐れずに向かい飛車+矢倉を指してみる!」というもの。
2局目と5局目が相振りになってどちらも先手を持ったので、念願の向かい飛車を投入してみました。

以下敗局の2局の振り返り。

□2局目 先手向かい飛車(私)vs後手三間飛車
ものすごい早指しの6級の少年が相手でした。
▲7六歩△3四歩▲6六歩 と進んで後手の少年が三間飛車に振ってきたので
「おおー三間飛車きたー!相振り向かい飛車指してみるぞ!!」とウキウキ駒組み。

しかしまだきちんと手順がしみ付いていない状態、しかも高速の対局だったのでキビキビと指していたら……
ついうっかり……△5五角を出られた状態で……△3六歩とぶつけられた歩を……取ってしまって……。
2八に上がっていた銀を取られて馬ができるとかいう、もうこの時点で投了したくなるくらいの大ミスをしてしまいました。

この後飛車も取られてたぶん5分とかで詰まされたんじゃないかな。。。
30手くらいで終わった気がする。本当にひどい。
というか後ろから見ていた方にも言われたのですが、なんか金が4八とか変なとこに上がってました。
矢倉に組むつもりだったのだから3八に上がるべきですよね。。。大反省。

この相手の少年が見事優勝!あれだけ早く指せるのなら対局数も多かったんだろうなあ。

□3局目 先手四間飛車(私)vs後手居飛車棒銀
手合いカードを見たところこちらも6級の女の子。指し手がぴしっときれいな子でした。
途中までは互角かと思っていたのですが、角道を空けて角交換したあたりからなんだか怪しく。
きれいな美濃崩しだったな。。。やっぱり△5五角△3六桂の筋は消せるならば絶対に消しておかねば。
「自分も攻めてるからちょっとくらいなら大丈夫だろう」という謎の思い込みよくない。

「美濃は硬い」という話なのに、私の美濃はものすごくやわらかいです。
そういえば最近思うのですが、美濃崩しの本とかはあるのですが、美濃の守り方みたいな本ってあるのでしょうか。
美濃に限らず「囲いの力を発揮する!」みたいな……こう……。探してみたいと思います。

というわけで9月の2つの大会終了!楽しかった〜。
次は間が空くかと思いますが、また何かの大会に出てみたいと思います。
余談ですがなんと今回も振り駒で全勝しました。これで先日の大会とあわせて、大会での振り駒の連勝記録は
9まで伸びています。どこまで伸ばすことができるか、こちらもがんばりたいと思います(?)。


さて、はじめてクラスで入賞したお友達とお昼ご飯(祝勝のお寿司)を食べた後は、ペア将棋の決勝戦を観戦しました。
お互い初手から角頭歩を突きあうものすごい展開(結局相振りになりましたが)。ペア将棋って難しそうだなあ。
先崎先生と中倉先生の解説・聞き手がとてもおもしろかったです笑
中倉先生がとてもかわいらしい……!

蛸島彰子五段と富士通将棋部の植木祐斗さんのペアが優勝でした!
決勝は180手オーバーの熱戦。手数当てクイズがあったのですが、会場に正解者はいませんでした笑

最後に先崎先生からの講評のお言葉があったのですが、とても温かい言葉でじーんときました。
よい形で続いていくといいなあ。

そういえばアンケートに書き忘れてしまったのですが、物販コーナーがあるといいなあと思いました。
(もし私が見落としていただけだったらスミマセン。。。)
LPSAから出ている布盤が欲しかったんですよね〜。他にもかわいいグッズがいろいろ販売されていたと思うので。
こういうのはメールでも出してみたらいいのでしょうか。
なにか理由があったりしたら申し訳ないのでなんともですが、ちょっと要望として送ってみようと思います。


大会後はお友達の好手で素敵な打ち上げに参加してきました!(ほんとうにありがとうございます!)
将棋との出会いって本当にいろんな形があるんだー!と、ものすごく感動!
たくさん勇気をいただいたので、自分もこれからも将棋をのびのびと楽しんでいけたらいいなあと思います。