ぐるぐる将棋生活

将棋教室や道場に通ったり、プロの先生の将棋を観戦したりイベントに行ったり。いち将棋好きの将棋生活の備忘録です。

第二回SSFイベント 将棋 de PARTY!

先週の金曜日は第2回のSSFイベントに行ってきました!
こちらのイベントは佐藤紳哉六段とその仲間たちによる「SSF(さとうしんやファミリー)」が
主催しているイベントで、去年に引き続き今回が2回目。
金曜の夜にお酒を飲みながらの将棋イベントです。なかなか珍しい形式ではないでしょうか。

チラシには「お洒落な空間で美味しい食事やお酒を楽しみながら憧れの棋士達と
将棋を楽しみませんか?」というコピーが。
その言葉通り、会場に着くとホントにお洒落な空間でした。。。
池袋のレストランでの立食パーティーというかんじですね。お料理もおいしく、お酒も飲み放題でした。

当日はイベントに間に合わせるため、馬車馬のように作業をしていたので
汗っかきのひどい格好で行ったのですが、もうちょっとちゃんとした格好で行けばよかった……。
周りの皆さん(特に女性)きれいな格好をされておりました。
そういえば女性も参加者のうち4割くらいはいたのかな〜。
将棋まつりなどとはまた一味違った客層の華やかなイベントでした。

ちなみに毎回イベントに行くと写真を撮ってくるのですが、今回は会場が暗めで
私のカメラではうまく写真を撮れなさそうだったので断念しました。
シャッターチャンスたくさんあったのに残念。。。

会場に入るとまず受付でSSFの会員証をもらいました!
今回のイベントの申し込みのときに「会員証をお持ちの方は500円引き」とあって
「へーファンクラブとかもあるのか」と思ったのですが、これはおそらく前回のイベントでも
参加者全員に配られたのでしょうか。
また次回にイベントがあればそのときに割引特典があるのかもしれません。

そして受付のすぐ近くでは物販が。
今回新しくロゴマークが決まったのでそのTシャツや缶バッジ、あとは色紙やお扇子、ブロマイドなど。
なにか記念に買ってくればよかったかな〜。
例によって優柔不断に決められず結局買えず終いだったのですが。。。

さて以下イベントの内容です。


指導対局
松尾八段、千葉六段、戸辺六段、金井五段、田中五段、門倉四段、石田四段、上村四段

イベントが始まる前から演劇の前まで、本将棋とどうぶつ将棋の指導対局が行われていました。
制限時間10分(確か)で指せるところまで指し、終局図をインスタントカメラで撮影して
その写真に対局者の先生のサインがもらえるというもの。

終局図の写真にサインっていいですね〜。良い記念になりそう。
私が行ったときにはすでに申し込みいっぱいで受けられませんでしたが
もっと早く行って受けてみればよかったと思いました。


●プレミアムトーク
前半:三浦弘行九段、佐藤紳哉六段、金井恒太五段
後半:佐藤紳哉六段、伊藤真吾五段、石田直裕四段

乾杯のあとまずはトークショーから。スクリーンに出たお題に合わせてトークしていきます。
「将棋の話」とか結構まじめな項目があるかと思いきや、やはり三浦九段は最近ご結婚されて
そのネタでいじられておりました笑
それぞれ15分くらいのトークショーでした。


●目隠し将棋  
一局目:門倉啓太四段―上村亘四段  解説・伊藤真吾五段
二局目:三浦弘行九段―一局目の勝者  解説・戸辺誠六段

次のプログラムは目隠し将棋!なるほど席上対局よりも準備が少なくてすみますしね。
スクリーンに映った盤面を見ながら解説の先生方が解説してくださいます。

一局目は門倉先生と上村先生の対局。
上村先生、先日も京急で目隠し将棋されていましたよね。目隠し将棋の夏。
先手門倉先生の初手三間飛車。伊藤先生に「まねしてはいけません」と言われていました笑
対して後手の上村先生は居飛車穴熊

主導権を握った振り飛車の門倉先生が優勢で押し切りました!
門倉先生は形勢がよかったこともあるのでしょうが終始自信がありそうに指して(読み上げて?)いたなあ。
目隠し将棋得意なんでしょうか。

二局目は一局目の勝者と門倉先生と思いきや「えらそうに解説していたから」ということで
急遽伊藤先生が三浦先生と対局することに笑
こちらは先手伊藤先生の中飛車対後手三浦先生の居飛車
目隠し将棋ならではの戸辺先生の解説が面白かったです。
こちらは最後寄せを読みきって(もっと速い寄せがあったと後に言っていましたが)三浦先生の勝利!
勝利の銅メダル(金メダルにあらず)をもらっていました。

終局後も持ち駒の数とか皆さんだいたい憶えているんですよね〜。
目隠し将棋トーナメントとか開催されないでしょうか。ちょっと見てみたい。


●演劇・かつらの王様 
最後のプログラムはなんと演劇!棋士の演劇ってなんだかうまくいえないですがすごいですよね。
前回のイベントでも演劇があったようですが、今回はまた新作だそうで。

配役はこちら。
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主演 佐藤紳哉六段(王様)
伊藤真吾五段(家来2) 
門倉啓太四段(街の少年) 
石田直裕四段(家来1)
上村亘四段(詐欺師のかつら売り)
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タイトルからも推測できるように、童話「はだかの王様」のお洋服→かつらバージョンでした笑
石田先生の一発芸や伊藤先生の物まねなどが挟み込まれるお芝居。
最後は町の少年(門倉先生)に王様のかつらは実は存在しないものであることがばれて
少年や家来に「髪の毛を書いてやる」と佐藤先生が顔中に落書きをされて終劇。
上村先生の詐欺師のお芝居が上手だったのが個人的にツボでした笑


最後は棋士の先生方壇上に勢ぞろいで終了!
今回のイベントですが、それぞれのプログラムも楽しかったですが、イベント中に
棋士の先生方とお話できるというのがすごいイベントだなあと思いました。
タイトル戦の前夜祭とかがこんな感じなんでしょうか。
私は前夜祭などに行ったことがないのでとても感激しました。。。
棋士の先生方皆さん気さくにお話してくださるんですよねー。

それから、今回ひとりで申し込みをしたのですが「やはりひとりは辛かろうか」と思いつつも
えいやーと会場入りしたところ、なんと一度将棋会館で対局した方がいらっしゃっていました。
もう一度お会いできればと思っていたのでとてもうれしかったです!!
お知り合いの方もご紹介していただき、本当にありがとうございます。
いろんな方と将棋トークができて楽しかった〜。

棋士の先生方が一致団結してイベントを手作りされていて、とてもアットホームなイベントでした。
また開催されるようでしたら今度も行ってみたいと思います。