ぐるぐる将棋生活

将棋教室や道場に通ったり、プロの先生の将棋を観戦したりイベントに行ったり。いち将棋好きの将棋生活の備忘録です。

第17回 京急将棋まつり 2日目・後編

京急百貨店で行われた将棋まつりの2日目。
前回の続きです。

席上対局や指導対局、サイン会などの各イベントの合間に会場内を見て回りました。
イベント以外には棋書やグッズの販売、次の一手と詰め将棋の懸賞、あと飲み物が売っていました。
夏だしお扇子でも買おうかと思ったのですが、優柔不断で決められず……(いつもの)。
佐藤康光先生の天衣無縫お扇子ほしかったかも。。。


次の一手と詰め将棋が出題されていました。次の一手は華麗に外しました。

あとはやっぱり大会が盛況でしたね〜。
この日は「京急百貨店杯争奪将棋大会」と「京急小学生名人戦」が行われていました。
小学生名人戦は、ここから未来のプロ棋士が誕生したりするのでしょうか。


一面に将棋の盤駒と対局時計が並ぶ様が壮観

いやーしかし盤駒がこうたくさんあって、みんな将棋を指しているのを見るとすごく自分も将棋を指したくなる。。。
この翌日はレディス大会(団体戦)もあって、こちらも盛り上がっていたようです!来年は出てみたい!


●女流対局 香川愛生女流王将×中村真梨花女流三段
続いての対局は女流対局!香川先生と中村先生の対局です。
私はこの時間、藤井先生のサイン会に並んでみていたので序盤が見られなかったのですが。。。
(ちなみにサイン会は大人気で抽選だったのではずれました。運の悪い日だった……)


両対局者



真剣なまなざしです!


解説は瀬川五段、聞き手は井道女流初段

戦型は先手の振り飛車穴熊対後手三間飛車……?(違うかもしれません)
終盤は見られたのですが、どうやら中村先生の「真梨花攻め」が決まった模様。
今度香川先生と中村先生は近々公式戦で対局があるようです!こちらはどうなるでしょうか。


指導対局(15時〜)
この時間が最後の指導対局。今度はぜひチャレンジしてみたいな〜。


中村修九段


戸辺誠六段


上野裕和五段


●サイン会(15時〜)
サイン会も。おふたりとも丁寧にサインされていました〜。


藤井先生と森下先生のサイン会


●特選対局 藤井猛九段×森下卓九段
さていよいよこの日最後のメイン対局です!
森下先生と藤井先生の対局。とても楽しみにしていました。


両対局者の登場


解説は戸辺六段、聞き手は中村女流三段

解説の戸辺先生から「藤井先生は四間飛車で「藤井システム」を確立され、森下先生は矢倉で
「森下システム」で有名になって、本局は「システム対決」なんですね〜」とのお言葉。
そういえば「システム対決」と言っていましたが解説・聞き手も「戸辺攻め」「真梨花攻め」の
オフェンスコンビだったんですね。

振り駒の結果、先手は森下先生に。


駒をならべます

戦型は先手森下先生が居飛車で、後手の藤井先生が角道を空けて四間飛車に。
角交換四間飛車になるか?と思ったら駒組みが進む中で森下先生が角道を止めました。
対局後に森下先生が「交換しなかったことを後悔してもらおうと思って」というようなコメントを笑。

藤井先生は穴熊に囲い、森下先生は左美濃の構え。
藤井先生が攻める展開ですが、森下先生も陣形を乱されつつもうまくまとめていきます。
このあたりとても勉強になりますね、と戸辺先生。
藤井先生の攻めと森下先生の受けがぶつかり合う熱戦です!



盤に向かって考える棋士は本当にかっこよいですよね

途中互角か先手が良くなったように見えた局面もありましたが、最後は藤井先生の勝利。
いやはやおもしろい勝負でした!


感想戦


●サイン会(17時〜)
こちらの時間も最後のサイン会。たくさんのファンの方が集まっていました!


香川女流王将のサイン会


●抽選会
最後は次の一手と詰め将棋の抽選会。それぞれ正解者から5名の方に賞品があたります。
また、脳内将棋で使った紙に棋士の先生がサインしたものも急遽賞品に笑
修先生のサービス精神がすてきでした。


次の一手の抽選のクジをひく藤井先生

さて、最後に中村修先生から「タイトルホルダーが締めの挨拶をすることになったから」と
突然香川先生に最後の挨拶をご指名。
香川先生は「ほんとですか!?」とたじろぎながらも素敵にご挨拶。


香川先生の締めの挨拶

しかしここで修先生が「では私から締めの挨拶を」と結局最後は修先生がご挨拶。


「もー」という表情の香川先生と締めの挨拶をする修先生

1日最後までたくさん笑わせていただきました!
いやはや1日間でこの盛りだくさんな内容……。これが4日間も続いたとはすごい催しですね〜。
他の日の企画もおもしろそうなものばかりだったです。見にきたかった。。。

東急、京急と夏の将棋まつりを堪能しました!
帰りの京急で路線図を見ていたら、脳内将棋のおかげで少し京急の駅名を憶えた自分がいました。
来年もまた来たいと思います。


※もしも今回掲載した写真で何か問題等ございましたらお知らせいただければと思います。