ぐるぐる将棋生活

将棋教室や道場に通ったり、プロの先生の将棋を観戦したりイベントに行ったり。いち将棋好きの将棋生活の備忘録です。

連盟道場・18

7月の半ばに将棋友達と一緒に千駄ヶ谷の道場に行ってきました〜。
6級に上がってから初めての道場。
いや〜しかし11級から始まった歩みがここまで来るとは感慨深いものがあります。

以下今回の結果。

1局目:対5級 ●
2局目:対9級 ○(角落ち上手)
3局目:対9級 ○(角落ち上手)
4局目:対4級 ●(香落ち下手)

以上2勝2敗。例によってだいぶ時間が経っているので戦形は忘れました。もったいない。。。
最初の頃は、勝ったのは忘れても負けた将棋くらいは一月経っても内容憶えていたのになあ。
最近は良くない意味でも将棋を指し慣れてきてしまったようです。ちゃんと振り返りやろう〜。

むしろその後お友達とお酒を飲みに行ったときのことの方が憶えている。
将棋を指した後にあれこれおしゃべりしながら飲むのは本当に楽しいです。

ねこまど将棋教室・6

7月の半ばにねこまど将棋教室で行われた「郷田王将が語る村山聖の将棋」の講座を受講してきました。
こちらはいつものねこまどさんの講座とちょっと違って、郷田先生に村山先生との将棋を振り返ってもらおうというもの!
これは貴重な機会!と申し込んでみました。

内容は郷田先生がまだ四段のころの中原先生との一局と、それから村山先生との将棋のふたつの棋譜の自戦解説でした〜。
聞き手がいないので駒操作も郷田先生がするという貴重なお姿が見られました!

村山先生といえば、この秋に「聖の青春」が映画化されます。
郷田先生は年齢も近くて、村山先生が1年間関東に移られて来たときに仲良くされていたのだそうです。

村山先生が病気だということは分かっていたけれど(そこまで重い病気というのは知らなかったそうですが)
特に付き合い方を変えたりしたことはなかった、一緒にお酒を飲んだり朝まで遊んだりした、というお話もあって
なんというか、本当に良い友人関係だったんだなあとしみじみ。

まったく同じ40枚の駒を使って棋譜ができていくのに、一局一局それぞれに違うドラマがあって、
それを振り返ることで何年も何十年も前の物語がよみがえるって、本当にすごいなあと。
解説をされる郷田先生の穏やかな口調もあって、あったかい空間で、小説の中にいるような気分になりました。

今回はとてもステキな企画をありがとうございました!
また棋士の先生の自戦解説の講座が開かれるといいなあと思います。

ねこまど将棋教室・5

7月の半ばに、ねこまど将棋教室で金井先生のご指導を受けてきました〜。

指導対局(二枚落ち)
先日の教室で北島先生と初めて銀多伝を指してみたのですが、金井先生とも初の銀多伝にしてみました。
やっぱりよく分からない……飛車が狭くて使えない……。私がうまく使えていないだけなのですが。
上手の狙いは大駒を押さえ込むことだと頭では分かっているのですが、ホントに大駒ががんじがらめになってしまいます。

いつものごとく先生は優しく勝たせてくださろうとするのですが(さすがにそれが分かる棋力になってきた)、
また自分の攻めが相変わらず急所を外しまくり(だと思う)で。。。
うーん、とにかく指し慣れよう。いくつか攻め筋を教えていただいたし!

それにしても「私と銀多伝を指すのは初めてだったと思うんですけど」というコメントをいただき
相変わらず棋士の先生の記憶力ってすごいなーとしみじみ。

連盟道場・17

こちらもだいぶ前の話ですが、7月の10日に道場で指してきました〜。
既にこの頃からひと月経っているので色々忘れている……。

以下今回の結果。

1局目:対6級 ○
2局目:対5級 ○(香落ち下手)
→ここで6級に昇級!

3局目:対3級 ○(角落ち下手)

というわけで6級に昇級しました!
間に改修工事が入っていたりしましたが、半年ぶりの昇級で嬉しかったです。
(嬉しかった割りに戦形とかの内容を憶えていないという……)

手合いカードを見て↑の結果を書いたのですが、ホントに記憶がなくてびっくりです。
やっぱりちゃんとすぐに日記をつけておかないとだなー。
自分のことだから昇級の一番は、香落ち下手だけど指しなれた振り飛車を指したのだと思うのですが。
あーそういえば美濃の右端から攻めたような記憶がうっすら……。
うん、最近サボってしまっているけど人と指したらちゃんとその日のうちに振り返ろう。。。


選べる昇級賞は今回はボールペンにしてみました

さて今度はまたのんびりと5級を目指します。
中終盤を中心に鍛えていきたいところです。

将棋教室・31

7月の頭の教室の振り返りを。

《今回の内容》

・講座「石田流」
石田流の序盤の変化を勉強しました。
石田流は序盤からどんな変化もかなり激しいですね〜。はなやか。
居飛車持つ人で石田流受けるの苦手という声をよく聞くのですが、自分が指したら逆襲される未来しか見えない。
今はノーマル三間しかほとんど指していないのですが、いつかは石田流も指してみたいものです。

指導対局(二枚落ち)
初めて銀多伝で二枚落ちを指してみました〜。
駒組みだけはなんとなく憶えていったのですが、どうにも攻め筋がよくわからない。。。
銀多伝のほうが二歩突っ切りよりも攻めやすいという話ですが、指しなれるのに時間がかかりそう。
左桂を使っていくところなんかは振り飛車っぽいので、これからたくさん指していきたいところです。
中盤以降を中心に勉強していこう〜。

2016年7月のテーマ/「上達するヒント」でお勉強

月間定跡探訪、先月は角換わりを勉強してみました〜。

参考書は東竜門イベントで買った中村太地先生の「中村太地の角換わり」を。
角換わりを勉強しようと思っていたらちょうどいい具合に東竜門イベントでサイン入り本が売っていたので買ってみました。
表紙の太地先生がかっこいい。

こちらの本ですが、古くからの角換わりの定跡の変遷をまとめた感じで、まるで論文のようでした。。。
太地先生の研究のまとめになっているようで、難しいながらも興味深く読みました。
というか前に矢倉を勉強したときも思ったけれど……こ、細かい!
居飛車は本当に細かいな〜。いや、対抗形も相振りもおんなじ将棋なんだから細かいはずなんだけどなあ。
どうしてこんなに違うく感じるんだろう……。

せっかくさらりと見たので、角換わりもどこかで指せるといいなあ〜。

さて先月の社団戦、抜け番のときに古書店の出店があったので覗いてみたところ
羽生先生の「上達するヒント」が置いてあったんですよね。
いろんなところから「これは良い本!」と聞いていたので思わず買ってみました。

こちらはうまく言えないのですが、将棋に必要な感覚を羽生先生がうまく言葉に落とし込んでいて
項目が多岐に渡っているのですがめちゃめちゃ勉強になる……!
うおおお!これだよこれ!今の私に必要なのはこれだよー!

項目によっては無意識で気をつけていたこともあったり、まったくの新しい感覚もあったり。
こういうのを言語化してあると注意するようになりそうですね。

ちょっと最初の方をサラサラと読んでみたのですが、これはキチンと並べて読んでみたい!
定跡探訪とはちょっとズレますが、今月はこちらの本を課題図書にしてみたいと思います。

第27回 社会人将棋団体リーグ戦 1日目

日曜日は社会人将棋団体リーグ戦、通称「社団戦」に出場してきました!
こちらは以前練習会のときのブログでも書きましたが、1チーム7名、最大規模の将棋の団体戦で、なんと参加者は1000人を超えるそうです。すごい!

会場は浅草の産業貿易センター。雷門とかの本当にすぐ近く。
こんなところで将棋を指す人が1000人も集まるのか……。
会場に入ると壮観!今回は2フロアに分かれての大会ということでしたが盤駒がずらりと。
1日に4回戦が行われます。
将棋仲間の皆さんもチラホラ。緊張していましたが知っている方に会うと安心する〜。

開会式では諸司先生、中倉先生のご挨拶があっていよいよ対局開始です。

さて社団戦、持ち時間は30分、切れたら一手30秒と、普段私が指している将棋よりだいぶ長いのです。
だいぶ長いとは言っても基本長考派の自分はあっという間に使い切ってしまうのですが。。。
(何度か30分の練習したけれどだいたい秒読みになった)
ただやっぱり長い時間だと普段読まない手も読むことができるので単純に楽しい!
この時間に慣れてしまうと早指しがさらにきつくなるな〜。

以下今回の結果。

1局目:相振り飛車 ▲(私)三間飛車美濃―△中飛車美濃 ●
2局目:相振り飛車 ▲(私)向かい飛車右矢倉―△三間飛車美濃 ●
3局目:相振り飛車 ▲向かい飛車右矢倉―△(私)三間飛車美濃 ○

ザ・相振りデーでした。
今回も団体戦ということで、対抗形の居飛車急戦はお休みして指しなれた振り飛車で、と思ったら
すべて相振り飛車になるとは!それはそれでびっくりです。

特に2局目と3局目は今思うと同じ戦形の先後逆を持ったんですね。
この先手向かい飛車と後手三間飛車の相振りは、私はどちらを持って指すのも好きで、
イメージはなんとなく「三間飛車のすばやい攻めvs向かい飛車の手厚い受け」という感じです。

三間飛車側を持ったらカンタンに美濃の3九玉型に囲って端を狙って矢倉が組みあがる前にどんどん攻めていく、
向かい飛車側を持ったら三間飛車側の攻めをしのぎつつ矢倉に組みつつ、金銀をドンドコ盛り上がっていって
隙を見て反撃するという風に指しています。
(定跡とかがぜんぜん違っていたらどうしよう)
そういえば先日叡王戦の六段予選で金井先生も宮田先生を相手にこの戦形指されてましたね〜。
あちらは宮田先生の端攻めがきれいに決まった感じでしたが。

対局振り返り。

1局目の負けは相手の方の中飛車
序盤で猛攻をまともにくらってしまい、なんとか受けきったものの、駒を渡すとこちらが詰まされるという
制限のかかった中でうまく攻めきれず、最後きっちり切り返されて負け。序盤のダメージがでかすぎました。
「受けきる」というのにも段階があるんだなあと思い知った一局でした。。。

感想戦では中盤にこちらが優勢を築ける一手があったようで悔しかった〜。
(しかもそんなに難しい手ではないだけに)
時間はたっぷりあったのだから盤面を広く見ないといけませんね。

2局目は相手の方の三間飛車の速攻がばっちり決まりました。惚れ惚れするような攻めでした。
最後はただひたすら詰めろ外しの作業をするとか。。。
ひどい粘り方をしてしまいまして申し訳ございませんでした。。。

感想戦では角の押さえ込みの筋を教えてもらいました。
へえ〜、むしろ自分が三間飛車側持つときは気をつけよう。勉強になった!

そして3局目ですがなんと初白星!
序盤思い切って角銀交換をしつつの攻めが大して実らず、さらに銀損までして劣勢だったのですが、
中盤で飛車をぶつける手が見えて、交換になったらたまたま自陣の陣形が引き締まって勝負になりました。

最後一手詰めを三手詰めにしてしまうとかいう締まりのない勝利でしたが(だから詰将棋をやろう)、
社団戦で初勝利をあげることができました〜。びっくり。
チームメイトの応援もめちゃめちゃ嬉しかったです!

途中もう心の中では「正解がわからない……勝てるかもしれないけど手が見えない……泣きたい……」と悲鳴を上げていたので
終わったときは嬉しいというより、やっと終わった……!という思い。
時間差も6分くらいついていて私だけ秒読みだったこともあり。。。
自分のこれまでの将棋人生の中でいちばん振り絞った対局だったと思います。出し切りました〜。

そして今回の勝利は普段だったら絶対勝てないような強さの方だったようで、周りの方もびっくりでした。
以前ブログの中で「最近ものすごい格上の方にごくたまに勝てることがある(一方で自分より下の級の方にもぽろりと負ける)」
と書きましたが、今回理由がちょっとだけ分かったような。

おそらく「たまたま中終盤で駒がよい配置だった場合、それを活かすことはできる」のだと思いました。
だいたい負けるときって駒の配置がよくなくて(なぜか自分の歩により大駒が止まっていたりする)、
自分の駒が働かないまま攻めつぶされてしまうんですよね〜。
ところが中終盤でたまたま駒がのびのびと良いところにいると、それを繋ぎ合わせて良い手を指す、ということはできるようになってきたのかと思われます。
「気づいたら駒がよい配置or悪い配置になっていた」ということが多いのですが、これを意識してはじめからよい配置にしていくことができれば……!

今までってひとまず指したい手を指していましたが、これからは「この駒は将来(10手くらい後)どこにいるんだろう?」
ということをぼんやりとでも良いので考えながら一手一手指していきたいと思います。

というわけで社団戦デビューは楽しく指すことができました!
いやー社団戦、熱い大会ですね……!
抜け番のときにチームメイトのみなさんの将棋を応援していたのですが、一局ものすごく泣ける将棋が!
書くと長くなりそうなので割愛しますが、将棋を見て泣くのなんてついこの間初めてだったのに(棋王戦の渡辺―天彦戦)
まさかまたこんなすぐに泣くとは……!

この対局に限らず、チームメイトが勝利するたび嬉しかったです。
私は中高と運動部だったのですが……なんかこう……!懐かしい熱さが……!
打ち上げも楽しく参加させていただきました。
なんだか他の大会とはまた違った性質の大会ですね〜。
これがあと何ヶ月も続くのかー!体力をつけておかねば。
また来月も楽しく指せるよう、力をつけていきたいと思います。