ぐるぐる将棋生活

将棋教室や道場に通ったり、プロの先生の将棋を観戦したりイベントに行ったり。いち将棋好きの将棋生活の備忘録です。

将棋教室・31

7月の頭の教室の振り返りを。

《今回の内容》

・講座「石田流」
石田流の序盤の変化を勉強しました。
石田流は序盤からどんな変化もかなり激しいですね〜。はなやか。
居飛車持つ人で石田流受けるの苦手という声をよく聞くのですが、自分が指したら逆襲される未来しか見えない。
今はノーマル三間しかほとんど指していないのですが、いつかは石田流も指してみたいものです。

指導対局(二枚落ち)
初めて銀多伝で二枚落ちを指してみました〜。
駒組みだけはなんとなく憶えていったのですが、どうにも攻め筋がよくわからない。。。
銀多伝のほうが二歩突っ切りよりも攻めやすいという話ですが、指しなれるのに時間がかかりそう。
左桂を使っていくところなんかは振り飛車っぽいので、これからたくさん指していきたいところです。
中盤以降を中心に勉強していこう〜。

2016年7月のテーマ/「上達するヒント」でお勉強

月間定跡探訪、先月は角換わりを勉強してみました〜。

参考書は東竜門イベントで買った中村太地先生の「中村太地の角換わり」を。
角換わりを勉強しようと思っていたらちょうどいい具合に東竜門イベントでサイン入り本が売っていたので買ってみました。
表紙の太地先生がかっこいい。

こちらの本ですが、古くからの角換わりの定跡の変遷をまとめた感じで、まるで論文のようでした。。。
太地先生の研究のまとめになっているようで、難しいながらも興味深く読みました。
というか前に矢倉を勉強したときも思ったけれど……こ、細かい!
居飛車は本当に細かいな〜。いや、対抗形も相振りもおんなじ将棋なんだから細かいはずなんだけどなあ。
どうしてこんなに違うく感じるんだろう……。

せっかくさらりと見たので、角換わりもどこかで指せるといいなあ〜。

さて先月の社団戦、抜け番のときに古書店の出店があったので覗いてみたところ
羽生先生の「上達するヒント」が置いてあったんですよね。
いろんなところから「これは良い本!」と聞いていたので思わず買ってみました。

こちらはうまく言えないのですが、将棋に必要な感覚を羽生先生がうまく言葉に落とし込んでいて
項目が多岐に渡っているのですがめちゃめちゃ勉強になる……!
うおおお!これだよこれ!今の私に必要なのはこれだよー!

項目によっては無意識で気をつけていたこともあったり、まったくの新しい感覚もあったり。
こういうのを言語化してあると注意するようになりそうですね。

ちょっと最初の方をサラサラと読んでみたのですが、これはキチンと並べて読んでみたい!
定跡探訪とはちょっとズレますが、今月はこちらの本を課題図書にしてみたいと思います。

第27回 社会人将棋団体リーグ戦 1日目

日曜日は社会人将棋団体リーグ戦、通称「社団戦」に出場してきました!
こちらは以前練習会のときのブログでも書きましたが、1チーム7名、最大規模の将棋の団体戦で、なんと参加者は1000人を超えるそうです。すごい!

会場は浅草の産業貿易センター。雷門とかの本当にすぐ近く。
こんなところで将棋を指す人が1000人も集まるのか……。
会場に入ると壮観!今回は2フロアに分かれての大会ということでしたが盤駒がずらりと。
1日に4回戦が行われます。
将棋仲間の皆さんもチラホラ。緊張していましたが知っている方に会うと安心する〜。

開会式では諸司先生、中倉先生のご挨拶があっていよいよ対局開始です。

さて社団戦、持ち時間は30分、切れたら一手30秒と、普段私が指している将棋よりだいぶ長いのです。
だいぶ長いとは言っても基本長考派の自分はあっという間に使い切ってしまうのですが。。。
(何度か30分の練習したけれどだいたい秒読みになった)
ただやっぱり長い時間だと普段読まない手も読むことができるので単純に楽しい!
この時間に慣れてしまうと早指しがさらにきつくなるな〜。

以下今回の結果。

1局目:相振り飛車 ▲(私)三間飛車美濃―△中飛車美濃 ●
2局目:相振り飛車 ▲(私)向かい飛車右矢倉―△三間飛車美濃 ●
3局目:相振り飛車 ▲向かい飛車右矢倉―△(私)三間飛車美濃 ○

ザ・相振りデーでした。
今回も団体戦ということで、対抗形の居飛車急戦はお休みして指しなれた振り飛車で、と思ったら
すべて相振り飛車になるとは!それはそれでびっくりです。

特に2局目と3局目は今思うと同じ戦形の先後逆を持ったんですね。
この先手向かい飛車と後手三間飛車の相振りは、私はどちらを持って指すのも好きで、
イメージはなんとなく「三間飛車のすばやい攻めvs向かい飛車の手厚い受け」という感じです。

三間飛車側を持ったらカンタンに美濃の3九玉型に囲って端を狙って矢倉が組みあがる前にどんどん攻めていく、
向かい飛車側を持ったら三間飛車側の攻めをしのぎつつ矢倉に組みつつ、金銀をドンドコ盛り上がっていって
隙を見て反撃するという風に指しています。
(定跡とかがぜんぜん違っていたらどうしよう)
そういえば先日叡王戦の六段予選で金井先生も宮田先生を相手にこの戦形指されてましたね〜。
あちらは宮田先生の端攻めがきれいに決まった感じでしたが。

対局振り返り。

1局目の負けは相手の方の中飛車
序盤で猛攻をまともにくらってしまい、なんとか受けきったものの、駒を渡すとこちらが詰まされるという
制限のかかった中でうまく攻めきれず、最後きっちり切り返されて負け。序盤のダメージがでかすぎました。
「受けきる」というのにも段階があるんだなあと思い知った一局でした。。。

感想戦では中盤にこちらが優勢を築ける一手があったようで悔しかった〜。
(しかもそんなに難しい手ではないだけに)
時間はたっぷりあったのだから盤面を広く見ないといけませんね。

2局目は相手の方の三間飛車の速攻がばっちり決まりました。惚れ惚れするような攻めでした。
最後はただひたすら詰めろ外しの作業をするとか。。。
ひどい粘り方をしてしまいまして申し訳ございませんでした。。。

感想戦では角の押さえ込みの筋を教えてもらいました。
へえ〜、むしろ自分が三間飛車側持つときは気をつけよう。勉強になった!

そして3局目ですがなんと初白星!
序盤思い切って角銀交換をしつつの攻めが大して実らず、さらに銀損までして劣勢だったのですが、
中盤で飛車をぶつける手が見えて、交換になったらたまたま自陣の陣形が引き締まって勝負になりました。

最後一手詰めを三手詰めにしてしまうとかいう締まりのない勝利でしたが(だから詰将棋をやろう)、
社団戦で初勝利をあげることができました〜。びっくり。
チームメイトの応援もめちゃめちゃ嬉しかったです!

途中もう心の中では「正解がわからない……勝てるかもしれないけど手が見えない……泣きたい……」と悲鳴を上げていたので
終わったときは嬉しいというより、やっと終わった……!という思い。
時間差も6分くらいついていて私だけ秒読みだったこともあり。。。
自分のこれまでの将棋人生の中でいちばん振り絞った対局だったと思います。出し切りました〜。

そして今回の勝利は普段だったら絶対勝てないような強さの方だったようで、周りの方もびっくりでした。
以前ブログの中で「最近ものすごい格上の方にごくたまに勝てることがある(一方で自分より下の級の方にもぽろりと負ける)」
と書きましたが、今回理由がちょっとだけ分かったような。

おそらく「たまたま中終盤で駒がよい配置だった場合、それを活かすことはできる」のだと思いました。
だいたい負けるときって駒の配置がよくなくて(なぜか自分の歩により大駒が止まっていたりする)、
自分の駒が働かないまま攻めつぶされてしまうんですよね〜。
ところが中終盤でたまたま駒がのびのびと良いところにいると、それを繋ぎ合わせて良い手を指す、ということはできるようになってきたのかと思われます。
「気づいたら駒がよい配置or悪い配置になっていた」ということが多いのですが、これを意識してはじめからよい配置にしていくことができれば……!

今までってひとまず指したい手を指していましたが、これからは「この駒は将来(10手くらい後)どこにいるんだろう?」
ということをぼんやりとでも良いので考えながら一手一手指していきたいと思います。

というわけで社団戦デビューは楽しく指すことができました!
いやー社団戦、熱い大会ですね……!
抜け番のときにチームメイトのみなさんの将棋を応援していたのですが、一局ものすごく泣ける将棋が!
書くと長くなりそうなので割愛しますが、将棋を見て泣くのなんてついこの間初めてだったのに(棋王戦の渡辺―天彦戦)
まさかまたこんなすぐに泣くとは……!

この対局に限らず、チームメイトが勝利するたび嬉しかったです。
私は中高と運動部だったのですが……なんかこう……!懐かしい熱さが……!
打ち上げも楽しく参加させていただきました。
なんだか他の大会とはまた違った性質の大会ですね〜。
これがあと何ヶ月も続くのかー!体力をつけておかねば。
また来月も楽しく指せるよう、力をつけていきたいと思います。

将棋の森・1

6月頭に吉祥寺にオープンした「将棋の森」に行ってきました!
こちらは女流棋士高橋和先生がオープンした将棋スペース。
一応道場……ということになるのかなあ。ただ道場というよりはオシャレなカフェみたいな空間です。
場所は吉祥寺の駅から徒歩1分と近い!

今回はいつも色んな道場に行っている将棋仲間とこちらのスペースに遊びに行ってきました〜。
この日は道場の日ということでお客さんがたが手合いをつけてもらって指していました。
練習将棋を指しても大丈夫かな……?と聞いてみたところ大丈夫とのこと。
少し仲間内で練習した後、なんと和先生がご指導してくださったり、ほかのお客さんと指したり。

スペース内には大きなテレビもあり、この日はニコ生で叡王戦をやっていたのでその様子が流れていました。
みんなでワイワイ見るのいいですね〜。

13時すぎから行ったのですが、いつの間にか19時を回っていました。
いやー夢中で指すと時間が経つのが早いですね。

帰りにはノベルティグッズも頂いてしまいました。
「こまめも」という図面ノートです!こちらもかわいい〜。
課題局面とかを書いて使っていきたいと思います。

7月からは先崎先生の目指せ初段、な教室も開講されるようです。
またこれから何度も指しに行く機会がありそう。今後の将棋の森が楽しみです!

連盟道場・16

5月の改修工事終了後、久しぶりの将棋会館道場に行ってきました!
とっても久しぶり〜!ブログを見たら前回行ったのは3月だったので実に3ヶ月ぶりでした。
これからまた月に2回くらいは通えるといいなあ。

以下今回の結果。

1局目:対12級  ○(飛車香落ち上手、力戦形)
2局目:対4級  ○(角落ち下手、▲居飛車急戦―△向かい飛車美濃)

時間があまりなかったので2局だけでしたが、どちらも勝ちきることができました。
両方とも大駒をえいやーと切って踏み込むことができたのは収穫でしょうか。
最近練習会などでは本当に終盤の逆転負けばかりだったので、優勢を勝ちに繋げることができてよかったです。

今回はどちらも駒落ちでした。
そういえば香落ち〜角落ちくらいまでは道場でよく指すから勉強しようとか言っててぜんぜん勉強していないや。。。
最近は職場対局でも角落ちを指すようになったので、近々勉強してみたいところです。

前回の道場ブログを見たところ「最近ちょっと棋力上昇が踊り場に差し掛かっている」と書いてありました。
ここ数ヶ月なんとなく強くなってる感がないと思っていたけれど、そんなことを感じてからもう3ヶ月も経っていたとは〜。
まあここのところ特に何もしていないので当たり前なんですけれど(ひどい)。
最近の課題は「終盤!」ととても分かりやすいので、終盤の勉強をしよう!そうしよう!
とりあえず週末の社団戦までに3手詰めハンドブックと寄せの手筋200を1周ずつしたいと思います。

将棋教室・27〜30

記事では間が空いてしまいましたが、ここ2ヶ月、新宿の教室はいつも通り通っていました〜。
最近いろいろな練習会などに顔を出すことも増えたりしたのですが、やはり外でいちばん最初に将棋を指し始めた
この新宿の教室は、ホーム感があってとても落ち着きます(先生方のお人柄のせいかもしれませんが)。

北島先生がこども棒銀(棒銀の超急戦)の受け方の講座を開いてくださったり、金井先生が終盤の講座を開いてくださったり
相変わらず楽しく将棋を指していました。

指導対局のほうは相変わらず二歩突っ切りを。
この指し方も結構長くなってきましたね〜。ある程度は指せるようになってきた気がするのですが、自力で勝ちきるまでには至らず。。。
中盤で急所に手を出すのが難しい。何度も同じような形出てきてるはずなんだけどなあ。
感想戦とかで先生方に攻め筋を聞いてみると、このレベルになるとやっぱりある程度の読みが必要ですよね。
三手先とかでなくて、ホントに「筋」というか……点でなくて線で組み立てるというか……。

しかしだんだん二歩突っ切りばかり指すのもなあという感じになってきたので(←飽きっぽい性格)、
来月からは今度こそ銀多伝を指したいと思います。

そういえばひとつビックリしたことがあって、5月の教室で北島先生に「人間将棋を見ていたらよく知っている人が出ていた」
と言われました。。。
先生には特にお話していなかったのですが、私が人間将棋で駒武者になっていたのをニコ生でご覧になっていたそうです。
そんなに映っていなかったと思うのに気づかれるとは!なんか恥ずかしかったです(笑)
棋士の先生方も結構ニコ生とかご覧になってるんですね〜。

職場対局・4

出向から戻ってきて、職場の先輩方とのお昼休みの職場対局が復活しました。
しかも6月からは将棋に興味を持っているという後輩がひとり仲間入り!
しかもしかもその後輩は私と棋力が近い!とてもすばらしい練習相手ができました!わーいわーい。

で、今はこんなメンバーでお昼休み対局をしています。
・先輩Sさん:つよい。居飛車党。高校の頃県でベスト4に入ったことがあるとかないとか。本職は別のゲームらしい……。
・先輩Tさん:2年前にお昼休み対局に誘ってくれた、私が将棋にはまるきっかけを作ってくれた神。居飛車党。
      (最初私と指すとき四枚落ちから始めてくれた)
・後輩Nくん:将棋アプリ(たぶん将皇)で指していたけれど、人と指すのに興味を持ってくれて指し始めた。居飛車党。
・私:連盟道場7級。振り飛車党。終盤が弱いのが目下の悩み。

4人で変則リーグ戦みたいなのをやっています。
手合い割り制で、同じ相手に三連勝(三連敗)したら次の手合いに変わるというルール。

今の手合い割りはこんなかんじ。
(上手)―(下手)
Sさん―Tさん:二枚落ち
Sさん―Nくん、私:四枚落ち
Tさん―Nくん、私:角落ち
Nくん―私:平手

ですのでたとえばTさんがSさんに三連勝すればつぎは二枚落ちから飛車香落ちに手合いが変わります。
これは楽しいルール!いつか全員と平手で指せるようがんばるぞ〜。

ただ時間がちょっとネックで、昼休み中に終わらせるため持ち時間は10分、切れたら一手10秒なのです。
10秒……ホントに第一感の手のみを指す感じです。
最終盤に10秒将棋になるともはや上手にはぜったい勝てないので(←終盤弱い)、それまでに勝ちきらないといけないのです。。。
長考派の自分には厳しい設定ですが、これも修行と思ってがんばりたいところ。

あと感想戦の時間が短めなのもちょっと残念。
いつか就業時間後に練習会なども企画できればいいなあ〜。

というかね……このルールでやってみて何が悔しかったってSさんに四枚落ちでもボコられるというね……。
いつも北島先生や金井先生は本当に優しく指してくださるのだなあとしみじみしています。
うおー夏休み前までには四枚落ち卒業するぞ!