ぐるぐる将棋生活

将棋教室や道場に通ったり、プロの先生の将棋を観戦したりイベントに行ったり。いち将棋好きの将棋生活の備忘録です。

中田宏樹先生のこと

今日のお昼、中田宏樹八段が亡くなったことを知った。あまりにも突然のことで言葉を失ってしまった。まだお若いのに。ショックを受けている。

 

去年の秋ごろから不戦敗が続いていて、今月の頭には2ヶ月間休場とのお知らせが出ていた。随分お加減が悪いのだろうかと心配はしていた。けれども2ヶ月しっかりお休みされるのであれば、また元気に対局に復帰されるのではないかと勝手に思ってしまっていた。休場のお知らせからたった1週間での訃報だった。

 

中田先生には新宿将棋センターで将棋を教わっていたことがある。

 

2021年の3月に閉店した新宿将棋センターでは、女性向けのレディースセミナーという教室が月に2回開催されていた。私はそこに通っていて、最後の3年弱、中田先生の指導対局を受けていた。優しくて柔らかな笑顔で笑う先生だった。

 

中田先生が初めていらっしゃったときのことを今でもよく憶えている。

当時、将棋を指す女性が増えていて、新宿の教室が講師一名では大変になってきたときだった。「次回から講師の先生が増えて2名体制になります」とのお知らせがあり、どなたがいらっしゃるのだろうと思って教室に入ると、中田先生がいらっしゃった。

 

本物の中田宏樹先生だ!見る将でもある私だったが、将棋まつりや大盤解説会などで先生の姿をお見かけしたことはない。あまりそういった場所に出てこられないイメージがあったのと、事前のお知らせもなく中田先生のようなタイトル挑戦などの実績もある高段者の先生がいらっしゃったことにとにかく驚いた記憶がある。

 

先生の指し手は厳しかった。というよりは私のような棋力の人を指導される機会があまりなかったのかもしれない。恐らく先生は普通に将棋を指されていたのであろう。特に最初のうちは大駒を抑え込まれてよく負けていた。

それでも指導対局の後は不思議と前向きな気持ちになった。一局の中でどこがポイントになったのか、整然と教えてくださった。次に指すときはもっと頑張ろうといつも思っていた。そんなわけで勝たせていただいたときは喜びもひとしおで、そういうときに将棋仲間と感想戦という名のお茶会で飲んだお茶はとても美味しかった。

 

新宿将棋センターの閉店にともなって、レディースセミナーも終了となった。またどこかでご指導いただける機会があると嬉しいです、などとお伝えしたが、それは叶うことはなかった。

2021年3月20日の将棋が、中田先生と指した最後の将棋になった。私が寄せをもたもたしていたらあっという間に即詰みに打ち取られた将棋だった。リベンジが叶わないのはとても残念だ。

 

指導対局を受けるときは棋譜をノートにつけながら指していた。中田先生との将棋の棋譜を見返してみる。全部で15局教わっていた。

 

2年から5年前のことだが、棋譜と横に書いたメモを見ると当時のことがありありと思い出された。このとき先生が何を考えて、私は何を考えていたかということを復元できる棋譜というものの素晴らしさを改めて知ることになった。

 

棋士には棋譜が残る。今度、先生が公式戦で指された棋譜を並べてみたいと思う。

 

それでも今は、中田先生の新しい将棋がもう見られないということと、中田先生に将棋をもう教わることがないということがただただ悲しい。

 

謹んでお悔やみ申し上げます。

 

埼玉クイズ新人王決定戦2022-2023

いつの間にか2月になっている……というわけで今年初の記事です。今年も相変わらず将棋を見たり指したり、クイズをしたり楽しく過ごせるといいなあ。

 

将棋の方は年が明けてから居飛車を指してみているのですが将棋ウォーズの達成率を溶かしまくっています。これまで指していた将棋と全然感覚違いますね。。。特に相居飛車などは盤面全体を使った戦いになって一手一手方針を立てるのが難しいです。相振りともまた感覚が違うんですよね。おもしろいけど。

慣れるのが先か挫折するのが先か分かりませんがのんびり指していきたいと思います。

 

さて、去年からクイズ(答える方)をやっているのですが、本日は「埼玉クイズ新人王決定戦2022-2023」に参加してきました!二部制のうちの午前の部!

quiz-schedule.info

saitama-quiz1.blog.jp

 

今回の大会は↓の地域限定クイズ最強位・新人王決定戦というイベントの一環。

local-quiz.jimdofree.com

上記記事によると↓の各地域で2022年度の「最強位」と「新人王」が決まるようです。地域のクイズの活性化を目指す大会!こういう文化があるんだ~。素敵な大会ですね。

<北海道・北奥羽・南東北・北関東・西東京・埼玉・神奈川・千葉・新潟・長野/山梨・静岡・東海・中四国・宮崎、大阪大学、鹿児島クイズ愛好会>

 

今回も相変わらず一心精進で「なんか出られる大会ないかな~」と探していたらみつけました。

各地で参加レギュレーションは違うようですが、埼玉県は在住だったり在学・在勤だったりの県に所縁のある人で、新人王は18歳未満またはクイズを始めたのが2019年4月2日以降の人に出場資格があります(あとは大会で上位の成績を出していないことも条件)。今まで3回ほどクイズのオープン大会に参加したのですが、将棋で言うタイトルホルダーの方々からアマチュア15級までが集う無差別級の大会しか出たことがなかったのでこういう経験年数で区切られた大会は初めて。

とは言えおそらくこのレギュレーションだと大学や高校のクイズ研究会の皆さんが出場するので場違いな感じになるのでは?と思ったのですが、一次締め切りを過ぎても枠が空いていそうだったので思い切って突撃しました。

 

会場は浦和駅前のPARCOの上にある浦和コミュニティーセンター

会場は以前に詰将棋解答選手権でも訪れたことのある浦和コミュニティーセンター。なんだろう、来週出る予定のクイズ大会も将棋の社団戦が行われていた会場なのですが、妙に親和性がありますね。。。

 

というわけで恐る恐る会場へ。あっやっぱり若者たちばかりだ!とドキドキしながら決まった場所に着席。とは言え社会人の方もチラホラいらっしゃったでしょうか。以前ソーダライトでご一緒した方もいらしてご挨拶できてよかったです。机の上には無線の早押し機が置いてありました。初めて触る無線の早押し機だ!

一緒に企画書も印刷されて置いてありました。クイズ大会、その日のルールなどをまとめた「企画書」というのが事前に公表されていて、それに従って大会が進むんですよね(大会じゃなくてもそうなのかな)。

事前に確認して知ってはいたのですが、今回の大会は午前午後の部それぞれ16人という少人数。ペーパーテストがなくて、しかもどんどん人数が絞られていく形式ではなかったので結構早押しができるルールでした!これはありがたい~。

いわゆる早押しボタンを使った大会って押すの初めてだったので(Megalomania Tokyoはゲームパッド使って4人で押す形式だったので)、今回はこの空気に慣れるぞ~ということで臨みました。最初の方とか緊張で指が震えて何度かボタン間違って押しそうになったもんね。。

 

まだ各地で大会が続くので問題についての振り返りは避けますが、結果としては予選から本選1R~3Rまでの各ラウンドで正解を出すことができました!

とは言え全体感としては

・最後まで聞いても分からない問題 60%

・最後まで聞いたら分かる問題   20%

・押されたところで分かる問題   20%

くらいの感じだったので、単純に知識不足ですねえ。問題集を見るなどしていわゆる「短文基本」というのをきちんと押さえていく必要がありそうです。

 

それでも始まる前は「いや8人とか16人もいる中で自分が1番最初に分かって答えられるわけがないのでは……?」と思っていたのですが、なんやかんや答えられる問題というのがあるものですね。これはクイズの面白いところだと思う。最終的には本選終了時に16人中12位とかだったのかな?いやーこれは望外の結果でしょう!がんばった~。

今回は8人とか16人とかで並んで早押しクイズをやったので、普段クイズ研究会などでクイズされている皆さんのすごさを肌で感じることができました。「は!?今のところで分かるの!?(しかも一人だけじゃない)」と何度驚愕したことか。。。

早押しクイズを見るのも楽しかったです。特に決勝はすごかったー!見ているだけでワクワクしました。

 

そして予定時間よりも早く終わったので、主催の方のご厚意でフリバが開催されました。フリバ!名前だけ聞いたことがあるフリバ!

将棋の方のために説明すると「フリーバッティング」の略で特にルールなどを決めないで行われる早押しクイズです。多分クイズ研究会とかクイズサークルなどでは日常的に行われていると思われるやつです。なるほどこれは日々続けていたら強くなりそうだ。貴重な機会だったなー。

 

というわけであっという間の4時間半でした。大会を開催してくださったスタッフの皆さま、ご一緒した皆さまありがとうございました!レギュレーションが変わらなかったらまだあと2年とか出られるかもしれないから腕を磨いてまた出たいと思います。

 

大会出るとクイズやりたくなるんだよなあ。そういえば1月のシーズンからみんはやをやってみています。今までインストールはしていたもののあまりやっていなかったのですが、シーズンが変わってちょうどいいなあと思ったので。

今はみんなで対戦でA+まで来たのですがそこで勝ったり負けたりでなかなかレートが上がりません。とりあえず一回Sに上がってみたいなあ。地道に続けよう。

 

 

 

クイズ大会で早押し

いつの間にかもう11月も終わろうとしています。早い……。

将棋の方は秋に社団戦、ローソン杯、女流アマ名人戦、アパガード杯などの大会が終わってシーズンがひと段落した感じがあります。団体戦めちゃくちゃ楽しかったからこの辺の振り返りも今度まとめておきたい。

そして「来年の社団戦までに居飛車も指したい→ウォーズの達成率を溶かす→結局社団戦に間に合わない」みたいなのを3年くらい繰り返している気がするので今度こそ大会に投入できるくらいに他の戦法も勉強してみたいです。ていうか大会で指せばいいんだよな。個人戦ならへなちょこ居飛車指してもいい気がする。。。

 

さて、本日は前回↓に引き続きクイズ大会に行ってきた話です。

hato-sabure70.hatenablog.jp

 

今回参加してきた大会はMegalomania Tokyo 3という大会。

quiz-schedule.info

www.nmlibrary.net

 

先月クイズ大会に初めて出て、今回は3回目のチャレンジだったのですが、前回2回の大会と今回の大会が大きく異なるのは最初に筆記試験による失格がないところかと思います。みんな最初から早押しクイズをする!前回2回は筆記試験で終わっている私にとっては初めて大会での早押しクイズでした。

定員256名の大会なのですが、4人で30問の早押しクイズの試合をして7〇3×(7問正解で勝ち抜け、3回誤答で失格のルール)によって2人が勝ち抜け、勝った2人と負けた2人どうしがまた試合する……という方法で進んでいく2敗失格のトーナメントです。

会場に32台のPCをセットし、作問された方があらかじめ録音しておいた問題を読む音声を流し、回答者はそれをヘッドホンで聞いて答えるというシステム(hayaoshi)で同時にたくさんの人数がクイズできます。

 

会場は東京都立産業貿易センター浜松町館。

ちなみにこの大会、前回は産業貿易センターの台東館で開催されていたようです。台東館といえば将棋の社団戦の会場ですね。台東館と似た感じなのかな?と思ったら浜松町館めちゃくちゃきれいだったんだけど!台東館と違う!2020年にリニューアルオープンしてたんですね。レストラン街などもありました。下の階で競技ダンスの大会やってて素敵だった。

 

会場の案内表示。

受付が終了してそれぞれの試合台へ。2日くらい前に初戦の組分けが発表されていたのですが、最初から将棋で言うタイトルホルダーのような方と同じ組で戦慄していました。アマチュア15級の私がいきなりこういう試合をするのもこの大会の醍醐味なのかなということで、申し訳ない気持ちになりつつも着席。めちゃくちゃ緊張した!!でも皆さんとても優しかったなー。この後もですが、おんなじ机になった方と準備の間とかお話できるのも嬉しかったです。この大会のために遠方からいらした方やもう長い間クイズをされている方のお話を聞けてクイズの魅力を再確認するなど。

着席後はPCやデバイスの準備。この大会の早押しボタンは参加者の皆さんそれぞれがUSB接続のゲームパッドを持参し、それをPCに接続してシステムと連動させます。

ボタンのチェックなどしていよいよ試合が始まるわけですが、1試合目はヒー緊張する……ってなってたらあれよあれよという間に終了。今回は1問でも答えられたらいいなあという目標で参加したのですが正解ならず。しかし押されたタイミングで分かる問題もある……!ということで希望を持って2試合目をまたがんばることに。2敗失格なので1敗だけだとまだチャンスがあるのが良いところですね。

 

試合に負けると次の試合の審判をやります。審判、問題を答える側より緊張したかもしれない。。。最初の審判は一緒の方が大変頼もしく、私はずっとエンターキーを押すマシンと化していたのですが、その1試合のおかげで審判のやり方もなんとなく把握できました。

小心者なので審判のやり方を30回ぐらい読んでいったのですが、ひとまず大きなトラブルなくできた気がするし何より周りのみなさん本当に優しかった。。。初めて早押しクイズの審判をやる人もある程度できるようになるシステム画期的ですね。hayaoshiのショートカットキーをマスターした!

 

審判を終えて2試合目。ここで本日初めての正解を出すことができました!人生で初めて早押しクイズの大会で答えたぞ!めちゃくちゃ嬉しかったー!

今回初めての解答は「ナイロン6,6」だったのですが、最初ナイロンとだけ答えて「もう一回」が来たんですよね。うおおこれがあの「もう一回」……!クイズでは間違いではなく惜しい解答をすると「もう一回チャンスをあげますよ」という意味の「もう一回」がコールされます。最初ぜんぜんピンと来なかったんだけど急にひゅっと思い出せてよかったー!そういう意味でも印象的な大会初正解となりました。嬉しすぎて帰りの電車でナイロンのWikipedia読んだ。

もうこれで今日は満足だ……悔いはない……と思っていたらさらにもう1問答えることができました。僥倖。結果としては負けでしたが、今日の目標を達成できて大満足。7○3×というものの戦略性を肌で感じられたのもよかったです。もちろんこのルール自体は知識としては知ってるんだけど、やるのは初めてだったのでウワーなんて絶妙なルールなんだ!と思ったり。何事も実戦しないと気づけない人なので実際やってみて得た情報が思った以上に多かったなあ。

というわけで2敗で終了、と思いきや敗者向けにシングルエリミネーションのBクラストーナメントというのもあって、なんとこちらで望外の1勝……!びっくりしてしまった。次で負けてしまったのですが都合4試合早押しクイズができて、さらに審判も3試合やったので7試合分クイズに触れることができました。思った以上にたくさん答えられてホクホク。小学生のころ何百回読んだか分からないドラえもん第1話や普段仕事でなじみのあるキャリブレーションなど、今まで自分が通ってきた道のりの傍にあったものが問題になっていて、それに答えられたのが嬉しかったです。そういえば審判のときに藤井五冠の前振りでぴよりんが問題に出てた!あれ答えたかったな〜。

しかし緊張もしていたせいか思った以上に体力を使いました。。将棋の大会だと1局40分~1時間くらいで1試合あたりの時間は今日のクイズの方が短いんだけど、なんか使ってるパワーが違う気がする。慣れたらまた変わりそうですが今日はだいぶへろへろになりました。クイズも将棋と同じで徳と筋肉が重要な可能性あるな。。。

 

まだまだ勝ち抜けた方による大会は続いていたのですが一足お先に帰宅。大会の模様がYouTubeで配信されていたので見ながら帰ったのですがやはり強い方々は鍛えが違う。。今回の問題、とても広い範囲から出されていたのですがなんでも答えられるんだもんな。。問題面白かったなー!また問題集が出たら購入しよう。

そんでもって今回だいたいの流れがわかったので次回があったらPCの貸し出しや会場の設営撤去のお手伝いもできそうな気がする!クイズ大会はどれもそうだと思うのですが、スタッフの皆さんと参加者の皆さんそれぞれが協力して成り立っていてこの文化本当に素敵だなあ。

というわけで思い切って大会に出てみてよかったです。前日までものすごく緊張していたのですが参加者の皆さん温かい方ばかりで途中からはだいぶ解れていました。主催、スタッフの皆さん、参加者の皆さん、楽しい大会をありがとうございました!クイズがまた好きになった1日だった。次があったらまた出てみたいなあ。

 

あと帰りの風景が良い感じでした。年末だー。健康に気をつけて過ごしたいところです。

 

はじめてのクイズ大会

だいぶ久しぶりにブログを書きます。前の記事を見たらもう3年以上前……!?

単純に筆不精なだけで、コロナ禍に突入してからも将棋は相変わらずマイペースで続けています。毎日プロの先生方の棋譜チェックしたり大盤解説行ったり指導対局行ったり将棋仲間と大会に出たり練習会して楽しむ日々。

この3年間で観る方も指す方もだいぶオンライン化が進みましたよね。家にいながらにして解説つき棋戦見られたり指導対局受けられたりするのが結構当たり前になってきたのはとても嬉しくてありがたい!

とは言えやっぱりリアルの空気感が大好きなんだよなあ~。そんなリアルの将棋イベントは藤井五冠の活躍による将棋ファンの増加+コロナによる会場人数制限などで今や簡単にひょいっと行ける感じでもなくなっていますね。単純に情報が以前より多くなっていて追いきれないというのもあるのですが、気付いたときには大盤解説会の申し込みが締め切られている、なんてことも結構ある気がする。リアルイベント増えてきたからマメにチェックしてまたあちこち参加していきたいです。

 

さて、今日はちょっと将棋の話ではなくクイズ大会の話を。ここ1年くらいでクイズが好きになり、今日初めてクイズ大会に出てきたので記念に備忘録として残しておこうと思います。こういうの後から読むとおもしろいんだよなー。

 

将棋のときは始めて割とすぐに深く考えずアマチュア女王戦に申し込んだんですけど、歳を重ねて慎重になったのか臆病になったのか、今回はあれこれ調べてから申し込みました。。。将棋のときも今回もアマチュア15級相当ということに変わりはないのですが。

なんと毎週のように有志の方々がクイズ大会を開いているんですよね。これはすごい文化。この「一心精進」というサイトにクイズ大会のスケジュールとかがまとまって載っています。管理人の方のご厚意で成り立っているんだろうか。すごい。「クイズ大会参加ガイド」というページを30回ぐらい読みました。

quiz-schedule.info

 

こちらのサイトで半年くらいの間、自分が出られる大会ないかな~とちょこちょこチェック。しかしクイズ大会、初心者向けってほとんどなさそうだったんですよね。自分が観測した範囲だとおそらくトッププレイヤーも初心者も同じレギュレーションで同じ土俵で戦う。とはいえ別に初心者がそういう大会に出るのも禁止されているわけではなさそう……(この辺何か暗黙のルールみたいなのがあったら知らなくて申し訳ないのですが。問題がありそうだったら教えていただきたい。。)。定員いっぱいになってない大会だったら枯れ木も山の賑わいで出てみてもよいのでは?と探索を続けました。

 

そして今回参加してきたのは「Q&A -Quartet & Act」というクイズ大会!定員200名。

quiz-schedule.info

quartetandact.hatenablog.com

 

今朝はなんか久しぶりにめちゃくちゃ緊張しました。緊張しすぎて浦野先生の5手詰ハンドブック持っていっちゃった。。。大会の緊張を紛らわすのはやはり詰将棋。。。

会場は葛西区民館。どうやらクイズ大会は葛西とかこの付近で行われることが多いようです。理由は分からなかったのですが。


余裕を持って駅についたはずなのに散々道に迷って大会開始11時の5分前に会場に着いて慌てて受付。参加費(社会人は1000円)を支払って1ラウンドと敗者復活戦で使う解答用紙を受け取ります。

ホールに入るとステージの上にテーブルと早押し機が並んでいる!クイズ大会だ!それだけでワクワクするのですが感動する間もなく問題用紙が配られて1ラウンド開始。壇上こんな感じだよっていう写真撮ればよかったなあ〜。調べた感じだと今回のように定員200人規模とかの大きな大会はだいたい1ラウンド目が筆記で予選は100名弱(今回は82名)くらいが通過というのが多いようです。そうそう、筆記試験ですがホールの席で解答するのでクイズ大会って持ち物にバインダーがあるんですよね。前の日に家の中を漁ってみつけたバインダーを持っていきました。

ツイッターでも少し触れましたが将棋で言うとタイトル保持者とかのトッププレイヤーの方々と私のような15級相当の者がみんな一斉に詰将棋回答選手権に参加する感じ。まあさすがにこれを突破するのは無理なのでがんばって埋められるだけ埋めました。

今回は100問25分!筆記が終了するとみんなで拍手する文化があるんですね。ナイスファイトって感じで明るい気持ちになる。そしてお昼休み中に200人弱の採点作業が入ります。スタッフの方々大変だー。

お昼休み中に解答が出たので自己採点してみたのですがおそらく100点中30点くらいかな。。。でも最悪1問も分からなかったらどうしようと思っていたので分かる問題ちょっとでもあってよかったー!しかし私のこのへなちょこ解答もスタッフの方々採点されたのかな。もしされていたら申し訳ない気持ち。。。

 

午後は予選通過した皆さんによる早押しクイズ!つよつよプレイヤーの皆さんの早押しを見られるということでワクワク!なぜそんなところで分かるのか……?という早押しやなぜそんなことを知っているのか……?という知識の連続でした。とは言え自分も全然分からない問題ばかりではなかったのでよかったです。上のサイトに問題難易度はやや易〜やや難と書いてありました。「角換わり」が答えになる将棋の問題も出ていたり。親の顔より見た角換わりじゃん!

あと壇上の画面表示がすごい。クイズ番組みたいでとても分かりやすい!おそらくマクロを組んでいるんですね。将棋でも団体戦の集計とかスイス式の計算とかPC持ち込んで計算して表示してあったりすると嬉しいかもしれない。

2ラウンド、3ラウンドと徐々に人数が減っていき、敗者復活戦。それまで敗退した人が全員参加で2問間違えた段階で脱落、っていう形式だったんですけど早々に脱落しました。不正がないように近くの人と書いた答えを見せあうのですが、銃器と重機を勘違いして問題の意味を把握できなかったトンチキ解答とか見せるの微妙に恥ずかしかったな。。。まあ15級だししゃーなし。

準決勝や決勝戦などはとても熱かったですねー。決勝では意気込みコメントなどもあって見ていてぐっと力が入ってしまった。大会は大学の同期4名の方々が主催されていたようなのですが、問題の準備をして、会場の手配をして、当日の運営をして、と少人数で大変だったろうなあ。本当にお疲れ様でした。自分がつくった問題をあんな風にかっこよく答えてもらえるのめっちゃ楽しいだろうなあー。ここ1年、ニコ生でラジオ職人みたいな感じでクイズの問題をつくって送っているので採用されて読まれて答えてもらえる楽しさをひしひしと感じているので。

クイズの問題の良し悪しってまだよく分からないのですが、今回の問題は筆記で解くのも壇上で解答されているのを聞くのもとても楽しかった!この楽しさをうまく言語化できないのですが、とりあえずもう何回か今日の問題を見直したい!大会だと「記録集」という問題集が出ることが多いようなのですが、この大会のも出るのかな?出たら購入しよう~。

 

というわけで思い切って大会に出てみてよかったです。よい1日だったな!思いつくままにばーっと書いてしまった。筆記試験を実際に解くのもリアルで1日クイズ観戦するのも初めてでまだ興奮冷めやらぬ感じ。スタッフの皆さま楽しい大会をありがとうございました。

なんとなく今の自分の実力とクイズ大会の雰囲気が分かったのでまたひっそりと参加してみよう。次もがんばります。

将棋教室2019-6

2月の半ばの将棋教室に参加できなかったので、振替で金曜日のナイタースクールへ。

 

<今回の内容>

指導対局 二枚落ち

田中悠一先生に教わりました。手厚く攻めようとしたら2筋が渋滞してしまって自分の桂を成り捨てて駒損の攻めに。もうちょっと角を使うことを意識したいなあ。

序盤はよかったのにいつの間にか攻め合いに。いつも思うんですけれどなぜ先生方ってあんなに歩を使った攻めがあんなに鮮やかなんでしょうか。。。

最後は手を戻させていただき、なんとか勝たせていただきました。

 

なんと田中先生、この日が新宿でのお教室は最後だったとのこと。

えー知らなかった―!新宿のナイタースクールは5年くらい続けてこられたらしく、ずっと教わってきた方は名残惜しそうにされていました。

私はときどき振替で教わるくらいだったのですが、それでも少し寂しい感じがします。今までありがとうございました。

先生は東中野お好み焼き屋さんの侍゛でもご指導されているので機会があったら教わりに行きたいと思います。

所司一門祝賀記念将棋大会

市川で行われた所司一門祝賀記念将棋大会に参加してきました。

kisosya.com

blogs.yahoo.co.jp

 

こちらは所司門下の先生方のお祝い会。記念大会とその後のパーティーがあります。

所司門下の先生方は大勢いらっしゃって、毎年なにがしかのお祝いがあるということですよね。すごいなあ。

私は初めて参加したのですが、すごく大きい大会でした!A級~D級まであったのかな。各クラス別々の部屋での開催で、それぞれのお部屋で先生方が開会のご挨拶。

私はC級(級位者の部)で参加したのですが、こちらでは大橋先生がご挨拶を。初めてお目にかかったのですが、なんかうまく言えないのですけれどとても素敵な先生でした……!

大会会場には先生方のお祝いの横断幕があちこちに飾られており、お祝いムードでワクワクする大会でした。

 

今回の戦績は○○●○○で4勝1敗。4勝賞をいただきました!

負けた1局は私の三間飛車に相手の方の銀冠穴熊。これ苦手なんですよね……。

最近穴熊にはトマホークを採用しているのですが、序盤で端を受けられるとトマホークにしづらくて駒組みが進んでしまい、気づいたら銀冠穴熊にされてしまって攻めあぐねるという負けパターンが多いでしょうか。

今回は銀をタダで取られるというミスをしてしまったので論外ですが、何か攻略法をみつけたいですね。ってこないだ青葉行ったときもトーチカに対してそんなことを思った気がする。持久戦のトーチカ、銀冠穴熊左美濃はそのうち時間をとって攻略法を調べたいと思います。。。

 

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今回の大会は3勝賞、4勝賞があり、4勝賞はグッズやサイン入り棋書など豪華賞品を選ぶことができたので、所司先生の色紙をいただきました!「清心」よい言葉ですよね。

参加賞は大橋先生がデザインされたバッグと所司一門の先生のイラスト入り缶バッチ。さんざん迷って松尾先生のにしました!そういえば松尾流穴熊にも苦労しているんだった。

 

将棋仲間も何人か参加していて、観戦するのも楽しかったです。将棋仲間がカッコいい終盤を指すのを見て、こういう終盤が指したいなあと胸を熱くしました。

1日5局も指したのでヘトヘトでしたが充実感!すてきな大会だったのでまた来年も出られるといいなあ。大会で疲れてしまうと思ってパーティーは申し込んでいかなかったのですが、ツイッターなどで見る様子がとても楽しそうだったので、来年は将棋体力をつけてパーティーにも参加したいです。

将棋教室2019-5

いつもの将棋教室へ。今年度最後ということで先生からご挨拶がありました。棋界も年度で動いているんですよねー。年度末まで仕事をがんばろうという気分になりました。

先生方の来年度のご活躍を楽しみにしております。

 

〈今回の内容〉

・講座 詰将棋

手筋の詰将棋を。早めに解答できたと思ったら間違えてしまった。。。きちんと見直す癖をつけたいところです。

 

指導対局 二枚落ち

定跡通りに進み、最後は一手差の形で勝たせていただきました。

「一手空けば勝ち」ということは分かっていたのですが、その手段をうまく選ぶのに苦労するなど。

最近は最終盤では速度の概念を多少理解しつつあるのですが、具体的な手を思いつくことができないんだよなー。

そういう練習をしていきたいのですが何かいい本でもないか探そうと思います。

 

というわけで今年度も大変お世話になりました。また来年度も楽しく通っていけるといいなあ。